西岡良仁(日本/ミキハウス)がYouTubeで、復帰後の近況報告を行った。西岡は2017年3月にキャリアハイとなる世界ランキング58位を記録したものの、その3月に左膝の前十字靭帯を損傷し、その後ツアーを長期離脱。今年1月に復帰したが、現在は…

西岡良仁(日本/ミキハウス)がYouTubeで、復帰後の近況報告を行った。

西岡は2017年3月にキャリアハイとなる世界ランキング58位を記録したものの、その3月に左膝の前十字靭帯を損傷し、その後ツアーを長期離脱。今年1月に復帰したが、現在は363位となっている。

動画ではまず2年振りとなるクレーコートシーズンについて言及。現時点では「男子テニスATPワールドツアー250 ヒューストン」は予選を勝ち上がったものの、1回戦で敗退。その後は下部ツアーとなる「ATPチャレンジャーサラソタ」に出場するも予選2回戦で敗退、「ATPチャレンジャータラハシ」では予選を勝ち上がるも、1回戦敗退と思うような結果が出ていなかった。そのことについて「クレーコートだと、僕が小さい(170cm)こともあって中ロブを使ってくる。そのロブに対しての対応がなかなかできずに苦しんで終わってしまった」と話した。

西岡は現在のランキングだと、下部ツアーでも本選入りができず予選からの出場となるが、そのことについても「変な感じがあって、もちろんファイトしないといけないし、勝ち上がっていかないとだめなのをわかっているが、一度ある程度上の方の大会を経験してしまっていると、予選をなかなかファイトしきれない部分もある」「2試合勝ってやっと本選に入るというのがメンタル的に苦しい自分がいる」と語った。

ただ手術を担当した医者に数ヵ月では戻らないと念を押されたこともあり、しっかり時間をかけて今年中にある程度戻せれば良いという考え方に切り替わったと話す。

今後の予定については「全仏オープン」にはプロテクトランキング(ケガから復帰する選手が早期復帰しやすくするための救済措置)を使用して出場するが、それまではランキングを少しでも上げることが重要のため、クレーコートではなく、韓国で行われる得意なハードコートでの下部ツアー2大会に出場予定であることを明かした。

動画は「今まで通り、負けず嫌いは変わっていないので、負けん気の強いプレーをして頑張っていきたいと思います」とポジティブな言葉で締めくくられている。(テニスデイリー編集部)※写真は「全豪オープン」のときの西岡

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)