関東の大学チームの連合軍である関東学生代表は5月6日、東京・秩父宮ラグビー場で来日中のニュージーランド学生代表とぶつかる。注目株の1人は流経大のタナカ・ブランドン・ムゼケニエジ。ジンバブエ生まれのハードワーカーだ。流ちょうな日本語で言う。

「リューケイのプライドを持って、頑張ります」

 身長183センチ、体重99キロ。移住先がラグビー王国のニュージーランドだったことから楕円球に魅せられ、同国ヘレタウンガカレッジ高を経て来日した。スピード、フットワーク、ワークレートを長所とする。特にタックルを決めた直後の素早い起立は、防御網を引き締める。

 今年は2月1日から21日は家族の住むオーストラリアでオフを満喫し、現在は茨城県龍ケ崎市で活動するチームに合流。4月15日の東日本大学セブンズ大会では、長距離を駆け戻ってのタックルで失点を防ぐなど好場面を作った。練習回数の限られる関東学生代表でも、組織防御が乱れた際のカバー役として光りそうだ。

 4月から定期的にあった関東学生代表の練習では、持ち前の明るさで他大学の選手と交流。流経大から唯一の選出だったが、「大学に関係なく皆、仲がいい。いい雰囲気。楽しみです」とチームマンとしての意志を表明する。

「日本はいい文化、いい人。先のことはわからない。だけど、日本で(ラグビーを)やりたい」

 日本代表やそれに準ずるサンウルブズでプレーしたいかと言われ、「やりたい」と即答する。この国のラグビー界での存在感を強めるためにも、今度のゲームでも力を発揮したい。(文:向 風見也)