5月4日、富士通スタジアム川崎で行われたパールボウルトーナメントDブロック、アサヒビールシルバースターと東京ガスクリエイターズの一戦は、タイブレークの末に24対23で東京ガスが勝利。東京ガスのアサヒビール戦の勝利は1985年の創部以来初めての快挙だった。

オービックから移籍の東京ガスQBイカイカ・ウーズィーはパス25回投14回成功140ヤード1TD、ラン16回走61ヤードの活躍だった。

ファンブルリカバーで敵陣6ヤードからの攻撃となった好機を第1Q4分29秒にウーズィーからWR大下卓也(神奈川大)への6ヤードTDパスで締めくくり先制(TFPプレー失敗)さらに第2Q開始18秒に新人K関根佑(日体大)が29ヤードFGを決めリードを広げた。アサヒビールは第2Q残り2分45秒にQB安藤和馬(日大)からパスを受けたTE谷田淳(京産大)が52ヤードを走りきりTD。第3Qにはオーストラリア人の新人QBジャレード・ステグマンを起用し、6分28秒にRB濱田真悟(日体大)の7ヤードランで13対9と逆転した。

東京ガスは第4Q2分56秒にRB尾花史高(日体大)の2ヤードTDランで再逆転に成功。しかし、アサヒビールは東京ガスのパントの処理ミスに乗じてFGで16対16の同点に。その後、アサヒビールは残り2分1秒に42ヤードのFGを失敗。東京ガスは残り17秒で31ヤードのFGを失敗し、勝負は延長タイブレークに持ち込まれた。

タイブレーク先攻のアサヒビールは、2プレー目にQB安藤からのパスを受けたRB山脇孝高(日体大)が東京ガス側のサイドライン際を駆け上がってTD。TFPのキックも成功させた。しかし、後攻の東京ガスは2回連続でボールを持ったRB尾花が中央の突き、TD。TFPは同点を狙ってキックを選択。スナップが乱れフィールドにいるほぼすべての選手が足を止めてしまっていた中、ホルダーのWR岩越大地(日体大)がエンドゾーンに持ち込んで、再逆転2ポイントコンバージョンに成功して決着した。

「今日はスナップが乱れることが多かったので、崩れてしまうことも少しだけ想定していました。スナップが乱れた場合、本来は僕がパスを投げるプレーになっているのですが、WRが誰もリリースしていなかったので、『ここでTDしなければどうせ負けだ』という気持ちで走りました」

岩越の臨機応変の好判断が光った逆転劇だった。