イギリス・ノッティンガムで開催されている「AEGONオープン・ノッティンガム」(WTAインターナショナル/6月6~12日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、第3シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がチャ…

 イギリス・ノッティンガムで開催されている「AEGONオープン・ノッティンガム」(WTAインターナショナル/6月6~12日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、第3シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がチャーラ・ブイヤカカイ(トルコ)を7-5 6-3で破り、2ヵ月強ぶりの勝利を挙げた。

 ウォズニアッキは4月上旬に、フェドカップ出場のため練習している最中に右足首をひねり、ヨーロッパでのクレーコート・シーズンを棒に振っている。彼女が最後にプレーしたのは、3月末のマイアミ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)だ。

 「戻ってこられて、本当にうれしいわ」とウォズニアッキ。「ちょっと錆びついている感じはあるけど、もっとずっと悪いことだってあり得たわけだから」。  次のふたりのシードの状況は、もっと悪いようだ。 第5シードのヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)はアンドレア・フラバチコバ(チェコ)に5-7 6-7(7)で、第7シードのモナ・バートル(ドイツ)はアリソン・リスク(アメリカ)に2-6 1-6で敗れた。フラバチコバは開始ぎりぎりで本戦ドロー入りを果たした予選からのラッキールーザーだった。  イギリスのふたりのホープにとっても、ついていない日となった。 ワイルドカード(主催者推薦)で出場のローラ・ロブソン(イギリス)は、予選勝者のミシェル・ラルシェル デ ブリート(ポルトガル)に3-6 5-7で、第6シードのヘザー・ワトソン(イギリス)はマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)に敗れた。リバリコバは1セットダウンから巻き返して、4-6 6-0 6-4の逆転勝利。

 日本の奈良くるみ(安藤証券)はラッキールーザーのタミラ・パシェック(オーストリア)に4-6 2-6で敗れた。  第4シードのモニカ・プイグ(プエルトリコ)は予選勝者のジャン・カイリン(中国)に6-1 6-1で快勝した。ほかに、ふたりの予選勝者が1回戦を突破している。アシュリー・バーティ(オーストラリア)とタラ・ムーア(イギリス)だ。世界ランク280位のムーアは、WTAツアーの本戦入り自体が初めてのことだった。(C)AP(テニスマガジン)