<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>大会5日目、昨日から始まった女子決勝トーナメント。初戦から元世界王者のシンガポールが姿を消すなど大熱戦となった。そしていよいよ本日から日本代表が決勝トーナメントに登場す…
<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>
大会5日目、昨日から始まった女子決勝トーナメント。初戦から元世界王者のシンガポールが姿を消すなど大熱戦となった。
そしていよいよ本日から日本代表が決勝トーナメントに登場する。今回はその決勝トーナメントの注目ポイントを紹介していく。
女子決勝トーナメント表
中国は決勝まで当たらない組み合わせに。準決勝はカットマン攻略がカギ
初戦はウクライナ。日本は予選リーグ初戦でウクライナに3-0で快勝しているが、ウクライナは強豪シンガポールを倒しているのであなどれない。シンガポールは2010年の世界卓球団体優勝(決勝で中国を破っている)メンバーのうち2人(フォンティエンウェイとユ・モンユ)が今大会に出場している。そのうちの一人、ベテランのユ・モンユがウクライナのカットマンのガポノワ、ビレンコに破れている。
ウクライナに勝利をすると、準決勝の相手は、決勝トーナメントから急遽結成された韓国と北朝鮮の合同チームとなる。韓国はソ・ヒョウオン、北朝鮮はキムソンイと両国ともカットマンがエースだ。
日本女子は、伊藤美誠(スターツSC)が従来からカット打ちが得意な選手であり、2016年の世界卓球団体でも北朝鮮のキムソンイに3−0のストレートで勝利している。石川佳純もカット対策を強化しており、韓国のソ・ヒョウオンに3月のドイツOP、4月のアジアカップで連勝中。決して油断はできないが、勝機は十分にある。
そしてその先の決勝で待つのは絶対王者・中国だ。
ここまで1ゲームも落とさない完璧な勝ち上がりを見せている日本女子。この波に乗り続けることができるのか。
文:ラリーズ編集部
写真:千葉格/アフロ