「BMWオープン」(ドイツ・ミュンヘン/4月30日~5月6日/クレーコート)の2日目、第8シードの杉田祐一(日本/三菱電機)とヤニック・マデ(ドイツ)が対戦。6-4、6(9)-7、2-6の逆転負けで1回戦敗退となった。試合時間は2時間54分…

「BMWオープン」(ドイツ・ミュンヘン/4月30日~5月6日/クレーコート)の2日目、第8シードの杉田祐一(日本/三菱電機)とヤニック・マデ(ドイツ)が対戦。6-4、6(9)-7、2-6の逆転負けで1回戦敗退となった。試合時間は2時間54分。

第1セットの第4ゲームでマデにブレークされた杉田は、続く第5ゲームでブレークバックに成功すると、そこから3ゲームを連取して勢いに乗り、第1セットを6-4で先取した。

最新の世界ランキングで46位の杉田は、このまま119位のマデを倒すかと思われたが、その勢いを維持することはできなかった。

第2セットでは、第2ゲームでマデにブレークされてしまい、追う展開となった。なんとか第5ゲームでブレークバックに成功したが、幾度もブレークポイントを握られてピンチを迎えていた。ことごとくしのいだものの、押されていることに代わりはなかった。そして両者ともに決定打を欠いて突入したタイブレークでは、ここも一進一退の攻防が続いた。最終的に連続でポイントを奪うことができたのはマデ。杉田はここで粘り負けてしまい、6(9)-7で第2セットを落とした。

第3セットになっても杉田は精彩を欠き、チャンスはあったものの活かしきれなかった。逆にマデに第5ゲームでブレークされ、最後まで追う展開となった。ここで杉田は集中が切れたのか、第7ゲームでもブレークされると、再びのチャンスを作ることはできずに2-6で第3セットを落とした。

第1セットは取ったものの、タイブレークの末に第2セットを奪われ、逆転負けとなってしまった杉田は、これで「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」から6大会連続初戦敗退、その前の「男子テニスATPワールドツアー500 ドバイ」準々決勝から数えると7連敗となった。

勝利したマデは、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)とダニエル・マズア(ドイツ)の同郷対決を制したストルフと2回戦で対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は初戦敗退となった杉田祐一(「全豪オープン」のときのもの)

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)