劇的な逆転勝利を収めた昨日とは打って変わって、早大応援席は重苦しい雰囲気に包まれた。大量15失点、被安打は21。比較的好調だった投手陣が打ち込まれた。先発の早川隆久(スポ2=千葉・木更津総合)は4失点を喫し、2回で早々に降板。その後は小刻みな継投策を取ったが、明大打線を止めることはできなかった。優勝に向けて連勝で勝ち点を奪いたかっただけに、痛い黒星となった。

 立大戦に続き、立ち上がりで苦しんだ早川。1回表、2番・佐野悠太(4年)の左中間を破る二塁打と、四球で1死一、二塁とされると、続く4番打者が放ったライナー性の打球を左翼手の池田賢将(スポ4=富山・高岡南)が落球し、1死満塁のピンチを招く。そして次打者をゴロで打ち取ったかに見えたが、守備の要である檜村篤史(スポ3=千葉・木更津総合)がまさかのファンブル。この間に三塁走者が先制のホームを踏み、なおもピンチは続いた。6番・平塚大賀(4年)には144キロの直球を右前にはじき返され、追加点を献上。その後も併殺崩れで1点を追加され、初回から0-3と、痛い3失点を喫した。主導権を奪い返したい早大は1回裏、丸山壮史(スポ1=広島・広陵)が左翼線二塁打で出塁すると、4番・加藤雅樹(社3=東京・早実)の適時左前打で1点を返すことに成功。するとここから互いに1点ずつ点を取り合う、まさに一進一退の攻防が始まる。3回裏には加藤が完全復活を告げる中越えソロ本塁打を放つが、依然として点差は2点のまま、劣勢の展開が続いた。

5回表、3回からマウンドに上がった徳山壮磨(スポ1=大阪桐蔭)が先頭打者から3者連続で安打を浴び1点を追加されるが、代わった今西拓弥(スポ2=広島・広陵)が無失点で後続を断った。しかしその後登板した、柴田迅(社2=東京・早大学院)、東京六大学リーグ戦デビューとなった藤井寛之(法3=福岡・東筑)が共に6安打を浴び、失点を重ねて3-15。先発野手全員に安打を許したのに加え、ヒットエンドランや犠打など多彩な戦術を駆使する明大のそつのない攻撃に対処できなかった。一方の稲穂打線は、5回から登板したルーキー磯村峻平(1年)に完全に封じ込められてしまう。7回には先頭の代打・三木雅裕(社4=東京・早実)が執念のヘッドスライディングで内野安打とするが、得点機はつくれず。その後も明大の救援陣を打ち崩せず、結局4回以降は3安打無得点と、投手陣を援護することができなかった。

救援陣は悪い流れを断ち切れなかった

 きょうの大量失点は、投手陣が粘れなかったことに加えて、守備で緩慢なプレーが見られたことも大きな要因だろう。初回には2つの失策でつまずき、出はなをくじかれた。明日はエース小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)の好投と共に、ミスのない守備に期待したい。勝ち点を落とせば優勝戦線から大きく後退する正念場。リーグ戦優勝のため、そして汚名返上のため。明日の3回戦、何としてでも勝ち点を奪いにいく。

(記事 村田華乃、写真 江藤華、今山和々子)