「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)の7日目、シングルス、ダブルス決勝が行われた。シングルスは、自身ツアー初の決勝進出になったステファノス・チチパス(ギリシャ)と、クレ…

「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)の7日目、シングルス、ダブルス決勝が行われた。

シングルスは、自身ツアー初の決勝進出になったステファノス・チチパス(ギリシャ)と、クレーキングのラファエル・ナダル(スペイン)の対戦。雨が降るコンディションで始まった、初顔合わせになった両者の試合。第1セット、「10年前から対戦の準備をしてきた」というチチパスは、第1ゲームはラブゲームでキープに成功するが、ナダルが第2ゲームから4ゲーム連取となり、ほぼワンサイドゲームの展開になった。結局ナダルが40分で第1セットを収めた。第2セットも3ゲーム連取とナダルが有利の状況でスタート。チチパスも負けずに攻め続けナダルからブレークのチャンスが訪れるが、ナダルはしっかりキープ。このままセットを制したナダルは、今大会すべてストレート勝利で通算11度目の優勝、3連覇を果たした。

ダブルス決勝は、アイサム-ウル-ハク・クレシ(パキスタン)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)対フェリシアーノ・ロペス(スペイン)/マルク・ロペス(スペイン)の対戦になった。第1セットをタイブレークで先取したF.ロペス/M.ロペス組が、第2セットも取り、本大会初優勝を果たした。◇   ◇   ◇

【4月29日のまとめ】

◆男子シングルス

決勝

○ラファエル・ナダル(スペイン)6-2、6-1 ●ステファノス・チチパス(ギリシャ)

◆男子ダブルス決勝

○フェリシアーノ・ロペス(スペイン)/マルク・ロペス(スペイン)7-6(5)、6-4 ●アイサム-ウル-ハク・クレシ(パキスタン)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)(テニスデイリー編集部)

※写真は11度目の優勝を果たしたナダル

(Photo by Alex Caparros/Getty Images)