4月28日に慶大戦を迎える法大野球部。第1カードで1勝もできず今季も開幕から優勝に黄色信号が灯っている今の状況から優勝を遂げるには、これ以上の負けはチームにとって避けたいところだ。慶大は投手陣も経験豊富な選手がそろい、野手も郡司裕也や柳町達ら軸となる選手が明確。投打ともに気の抜けないチームであるだけに激戦が予想されるが、勝利をもぎ取り優勝へ弾みをつけたい。

 

 

展望

昨春の王者、立大との開幕カードで接戦を演じながらも勝ち点を献上してしまった法大。悲願の優勝の向け、今カードは昨秋の王者慶大と対戦する。

 

何としても勝ち点を奪取したい法大は、打線の復調が不可欠だ。立大との3試合での法大の平均失点は3とまずまずの数字を残しており、エース菅野秀哉(キャ4)を中心に投手陣は粘り強く投げている印象を受ける。一方、打線は青木久典監督も「つながりが悪く、思い切りがない」と嘆くように、ここぞという好機での1本が出ずに、結果としてチームが勝ち切れていない。現在打撃好調の4番中山翔太(人4)や中村浩人(営4)の前にいかに走者を出せるかが勝負の鍵を握るだろう。加えて、菅野に続く第2戦先発候補の筆頭に挙げられる高田孝一(法2)や、リリーフながら安定感を見せ、今後先発も期待できる石川達也(キャ2)の投球次第で勝ち点はぐっと引き寄せられる。

 

一方の慶大は、開幕カードの東大戦を危なげなく2連勝。初戦は相手のミスに付け込み15得点無失点で快勝。続く2回戦は先発津留﨑大成の好投や安定感ある投手リレーで相手打線を寄せ付けず勝利と、昨秋王者の貫禄を見せつけた。打線の中心となるのは昨年から主軸として活躍している郡司裕也や柳町達。岩見雅紀(現東北楽天)らが抜けてもなお健在の強力クリーンアップをいかに法大バッテリーが封じるかが試合を左右する。さらに、投手陣もここまでわずか1失点と抜群の安定感を見せており、打ち崩すのは容易ではないだろう。

 

前カードでは3試合とも先制点を許しており、試合の主導権を相手に握られてしまう展開が続いた法大。今カードは投手陣の粘投とともに、試合序盤に勢いをもたらす先制点を何としても奪いたいところだ。優勝へ向け、負けられない法大は早くも山場を迎える。まずは1勝。春のオレンジ旋風はここからだ。

(湯浅駿)