国の威信をかけて戦う「世界卓球2018スウェーデン(団体戦)」<4月29日~5月6日/ハルムスタッド>がまもなく開幕する。



現在、男女日本代表はスウェーデンの西部、リゾート地で有名なヴァールベリで直前合宿を行っている。現地25日には、日本とスウェーデンの外交150年を祝う友好試合、日本男子代表とスウェーデン男子代表の試合が行われた。この試合は、スウェーデンナショナルチームを指導したこともある元世界チャンピオンの故・荻村伊智朗氏の功績を讃える試合でもある。

世界卓球団体戦、初出場となる14歳張本智和(JOCエリートアカデミー)は、スウェーデンの若手注目株、16歳のメーレゴードと対戦。前日到着したこともあり、1時間ほどの練習で試合に臨んだ張本は、いつもキレあるプレーが影を潜め、2ゲームを取られてしまう。「練習試合だからしょうがないと思ってたけど、勝ちたい気持ちが出た」と3ゲーム目からは気持ちを持ち直した張本は、そこから一気に3ゲームを奪い返し、逆転勝ち。

試合後、「1時間ぐらいしか練習しないで試合だったが、悪いところあったのでそこを直さないと世界卓球ではいいプレーができない」と反省を口にした張本。本調子でなかったものの、アウェーの中で格の違いを見せた。試合は、3-1で日本代表の勝利を収めた。

男子日本代表は、現地27日にハルムスタッドの試合会場に入り、本番に向け最終調整を行う。世界卓球は、29日(日)に開幕する。


<荻村伊智朗メモリアルマッチ>
日本 3-1 スウェーデン

張本智和 3-1 メーレゴード
松平健太 3-1 パーション
大島祐哉 0-3 M.カールソン
木造勇人 2-1 メーレゴード