「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)に出場した錦織圭(日本/日清食品)が、初戦前にATP(男子プロテニス協会)のインタビューに答えていた。インタビューでは、「男子テニス…

「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)に出場した錦織圭(日本/日清食品)が、初戦前にATP(男子プロテニス協会)のインタビューに答えていた。

インタビューでは、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」の決勝戦で戦ったラファエル・ナダル(スペイン)に触れて「先週のラファ(ナダル)との試合はとてもタフだった。ラファはすごいテニスをしてたし、ボールが重かった。今、ラファは乗りに乗っている。でも僕は1試合ずつ勝とうとしている。ラファとの対戦という大きなチャレンジを楽しもうとしている」と語った。

また、「ラファとプレーするのはいつも楽しい。クレーではとくに、ラファは史上最高のプレーヤーだ。ラファとの試合は楽しまないと。ラファに勝ったことがあるし、2回だけだけど勝ったことがあるから、つねにチャンスは少しあると思う」とも語った。

そして今後の目標については「トップ10に返り咲くのが第1の目標だ。先週はおおいに自信になった」とコメントした。また、大会を振り返って「素晴らしい1週間だった...怪我をして以降で最高の1週間だったから、とても嬉しいし、誇らしく思っている。この大会は昔から大好きだし、いいプレーができればと思うけど、つねにすごくタフな大会だった。1試合ずつ戦って、今週もいいテニスができればと思う」と語った。

そしてこのインタビューを公開した翌日に行われた、錦織にとって初戦となる2回戦で、既報の通りギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)と対戦し、第2セットの第1ゲーム終了時に棄権した。

インタビューの段階では、まだやれる、回復できると信じていたのだろうが、思うようにいかなかったようだ。

今後は5月6日からの「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」、5月13日からの「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」、そして5月27日からの「全仏オープン」と大きな大会が続く。しっかりと休養を取り、錦織らしいプレーで勝利をつかんでもらいたい。(テニスデイリー編集部)

※写真は昨年の「リオ・オープン」のときの錦織圭

(Photo by Buda Mendes/Getty Images)