長いトンネルをなかなか抜け出せずにいるが、確実に明るい出口へ近づいているはずのサンウルブズは、今季スーパーラグビー9戦目をウェリントン(ニュージーランド)のウエストパック・スタジアムで戦う。4月27日(金)、一昨年のチャンピオンであるハリ…

 長いトンネルをなかなか抜け出せずにいるが、確実に明るい出口へ近づいているはずのサンウルブズは、今季スーパーラグビー9戦目をウェリントン(ニュージーランド)のウエストパック・スタジアムで戦う。4月27日(金)、一昨年のチャンピオンであるハリケーンズに挑む。

 惜敗した先週のクルセイダーズ戦からスターティングメンバー変更は2人。PR具智元は頚椎捻挫のため外れ、浅原拓真が3番で先発のチャンスを与えられた。そして、HO堀江翔太が脳しんとうから回復し、2週間ぶりに背番号2をつける。

「クルセイダーズ戦ではチームはプランを遂行することができ、とてもいい試合でした。したがって、先週の試合から一貫性を持つということを大事にし、今回のセレクションにはできるだけ変化(メンバー変更)を作らないということがベストな選択だと考えました」というジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ。次に戦うハリケーンズは今季6勝1敗と好調で、「おそらくこのリーグの中で最強のチームだと思います。我々はできるだけ彼らの時間とスペースを奪い、プレッシャーをかけることが重要です。また、ディフェンスも積極的に取り組まなければいけません。スーパーラグビーは毎週次の試合までの期間が短いので、十分な準備時間を取れるわけではありませんが、今週我々はいい準備ができていると思います」とコメントした。

 堀江は、世界レベルの選手が多く揃っているハリケーンズに対し、「チャレンジする気持ちで挑み、前半の頭から自分たちのやりたいラグビーができるよう、ゲームをコントロールしていきたいです。ラインアウトやセットピース、チームのストラクチャーと、準備期間にはどれだけ選手が集中してできるかどうかが重要ですが、今週チームは高いクオリティで準備ができていると思います。週末の試合で発揮したいと思います」と意気込みを語った。

 リザーブメンバーには、SO田村優、LOヴィンピー・ファンデルヴァルト、PRニコロズ・カティアシヴィリなどが新たに入った。

1.クレイグ・ミラー(―)  2.堀江翔太(パナソニック)  3.浅原拓真(東芝)  4.ジェームス・ムーア(宗像サニックス)  5.グラント・ハッティング(神戸製鋼)  6.徳永祥尭(東芝)  7.ラピース・ラブスカフニ(ゲームキャプテン/クボタ)  8.姫野和樹(トヨタ自動車)  9.田中史朗(パナソニック)  10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼)  11.福岡堅樹(パナソニック)  12.マイケル・リトル(三菱重工相模原)  13.ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)  14.ホセア・サウマキ(キヤノン)  15.ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)

〔リザーブ〕
16.ジャバ・ブレグバゼ(―)  17.石原慎太郎(サントリー)  18.ニコロズ・カティアシヴィリ(―)  19.ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)  20.エドワード・カーク(キヤノン)  21.流大(サントリー)  22.田村優(キヤノン)  23.セミシ・マシレワ(近鉄)