「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)の1日目、シングルス1回戦で杉田祐一(日本/三菱電機)とギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)が対戦。第1セットは6(5)-7で先…

「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月23~29日/クレーコート)の1日目、シングルス1回戦で杉田祐一(日本/三菱電機)とギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)が対戦。第1セットは6(5)-7で先取されて追う展開となった。

両者は今回が初対戦となる。最新の世界ランキングで見ると、杉田が42位、ガルシア ロペスが69位と優位にいるが、ガルシア ロペスの自己最高は2011年2月の23位ということで、簡単に勝てる相手ではなさそうだ。しかし、この1回戦を突破すると、2回戦で錦織圭(日本/日清食品)との日本人対決を「ATP500」の舞台で見られることになるので、勝利に期待したい。

第1セットは杉田のサービスから始まった。第1ゲームでブレークポイントを握られるが、フォアハンドのウィナーやドロップショットを決めてここをしのぐ。第2、第3ゲームは両者ともにキープし、続く第4ゲームで杉田は30-40とブレークポイントを握る。ガルシア ロペスにデュースまで追い上げられた杉田はかなり粘ったものの、ブレークには至らなかった。そしてその直後、第5ゲームで杉田は逆にブレークポイントを握られると、そのままブレークされてしまった。

追う形となった杉田は、第6ゲームでチャンスを作ることができず、ミスも増え始める。なんとか第7ゲームをキープしたが、またしても第8ゲームでチャンスを作れずにゲームカウント3-5とされる。

迎えた第9ゲーム。なんとかここをキープした杉田だが、次の第10ゲームはガルシア ロペスのサービング・フォー・ザ・セット。なんとかしてブレークしたい杉田は、ドロップショットでポイントを得ると15-40と2つのブレークポイントを握り、見事ブレークバックに成功。ゲームカウントを5-5のイーブンに戻した。

ここで勢いに乗りたい杉田だが、直後にミスを連発し、またしてもブレークポイントを握られてしまう。しかし、今度はしっかりとキープし、次に繋げた。

第11ゲーム終了後、杉田はトレーナーを呼び、みぞおち、右の太もも、腰の辺りを指圧してもらっていた。第11ゲームのポイント間でも少し足をひきずっていたように見えたが、棄権はせずにコートに戻った。

第12ゲームはガルシア ロペスにキープされ、タイブレークに突入した。序盤は一進一退の攻防が続いた後、ポイント2-5とガルシア ロペスにリードされるも、杉田はここから5-5と追い上げる。しかし、追い抜くことはできずに第1セットを6(5)-7で先取されてしまった。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真はガルシア ロペスと対戦中の杉田祐一(2017年の「デビスカップ」のときのもの)

(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)