終盤に集中打を見せた明大が7対0で東大を下し、2連勝で勝ち点1を獲得。3季ぶりの優勝へ向けて順当なスタートを切った。

 前日のリーグ初戦を勝利した明大は、伊勢大夢(3年・九州学院)がリーグ戦初先発。対する東大は小林大雅(3年・横浜翠嵐)が前週に続いての先発マウンドに上った。その初回、東大が2死から3番・三鍋秀吾(4年・川和)の2塁打の後、4番・岡俊希(2年・小倉)の内野安打の間に一気に本塁を狙ったがタッチアウト。先制のチャンスを逃した東大打線は2回以降沈黙。一方の明大も3回まで小林の緩急のあるピッチングの前に無安打に抑え込まれると、4回2死1、2塁、5回2死1、3塁のチャンスも生かせず、両チーム無得点のまま5回を終えた。
 試合が動いたのは6回表。明大の5番・越智達矢(4年・丹原)が「みんな焦る気持ちがあった」という中で、カーブを捉えて「ちょっと(打球が)低かった」と言いながらも打球はそのままレフトスタンドへ。冬の間に体重増によるパワーアップに成功した男の一発で試合の均衡を破ると、続く7回には3番・渡辺佳明(4年・横浜)が左中間を破るタイムリー3塁打の後、「まだどうなるか分からなかったので、どうしても1本という気持ちで打席に立ちました」という越智が、今度はしぶとくセンター前へ抜けるタイムリー。平塚大賀(4年・春日部共栄)も続いて4点を追加。続く8回にも渡辺佳のタイムリーで2点を奪って試合を決めた。

先制弾&タイムリーで3打点を挙げた明大・越智

 明大先発の伊勢は、序盤のピンチを乗り越えて以降は落ち着いた投球でゼロ行進。8回に代打を送られて降板したが、7回を5安打無失点に抑える好投でリーグ戦初勝利。5回までは緊迫した展開も、終わってみれば明大が計12安打7得点&完封リレーで、順当に勝ち点を獲得した。

明大・伊勢がリーグ戦初先発で7回無失点の好投

■明治大vs東京大2回戦
明治大 000 001 420=7
東京大 000 000 000=0
【明】〇伊勢、竹田、市岡、高橋裕-氷見、西野
【東】●小林、宮本、濵﨑、有坂-三鍋
本塁打:明治大・越智《6回ソロ》

◎明治大・善波達也監督
「(相手先発の小林に)完全にハマっていて、どこまで行くかというところで、ギリギリなんとかなった。小林君が緩急をつけてうまく投げていたんでしょうけど、もう少し早く(得点が)欲しいですね。(リーグ戦初先発初勝利の伊勢は)オープン戦から良い感じで放っていた。右打者には合格点。あとは左打者に対してですね。市岡がここで放れたのがうちにとっては大きかったです」
◎明治大・越智達矢外野手(4年・丹原)
「(6回の本塁打は)打ったのはカーブ。ちょっと(打球が)低かったので、何とか(外野の)頭を越えてくれたら、と。均衡した中で1点取った方に流れが来ると思っていたので打てて良かったです。それまでは無得点で、みんな焦る気持ちがあった。自分にとっても最後の春のシーズンになる。優勝に貢献できるように1打席1打席、大切にしていきたい」

◎明治大・伊勢大夢投手(3年・九州学院)
「今日は真っ直ぐのコントロールが良くて、スライダーがここぞという時に決まった。初戦が一番大事だと思っていたので、とりあえず粘って行こうと思った。緊張しましたけど勝てて良かったです。(目標は)5勝を目指したい」