「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の7日目、シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガ…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の7日目、シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が対戦。6-4、6-1でナダルが勝利し、3連覇をかけた決勝進出を果たした。試合時間は1時間32分。

過去の対戦成績はナダルが10勝1敗と大きく勝ち越している。直近の対戦は2017年10月の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 上海」。そのときはフルセットでナダルが勝利している。また、クレーでの対戦は3戦あり、いずれもナダルの勝利となっている。

第1セット、序盤から白熱したストローク戦が繰り広げられた。先にブレークしたのはナダル。ディミトロフも粘るが、第2ゲームでしっかりとチャンスをものにし、3ゲーム連取してリードした。しかし、第5ゲームでディミトロフがブレークバックに成功すると、その後は両者ともにチャンスとするが、相手に粘られるという展開でキープが続いた。そして最後はナダルが第10ゲームで再びブレークに成功し、第1セットを奪った。

ナダルはここまで2回戦、3回戦、準々決勝をそれぞれ1時間17分、1時間18分、1時間7分という短時間決戦をしていたが、ディミトロフとの第1セットは1時間4分。ディミトロフの粘り強さが試合時間にも表れている。

第2セットも先行したのはナダルだった。第1セットと同様、第2ゲームでブレークすると、続けて第4ゲームもディミトロフのミスによってブレークに成功し、大きくリードを作った。ディミトロフは第6ゲームでやっとキープに成功したが、続く第7ゲーム、ナダルのサービング・フォー・ザ・マッチではディミトロフはなすすべ無くナダルにラブゲームでキープされ、6-4、6-1のストレートでナダルが決勝進出を果たした。

第1セットで粘りを見せたディミトロフだったが、第2セットではナダルがクレーでの圧倒的な強さを見せつけた形となった。

勝利したナダルは、この後に行われる錦織圭(日本/日清食品)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との勝者と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真はディミトロフを下して決勝に進んだナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)