カーリングのミックスダブルス世界選手権(4月21日~28日)がスウェーデン・エステルスンドで開幕した。

 日本代表として出場するのは、3月の日本選手権で全勝優勝を収めた山口剛史(SC軽井沢クラブ)と藤澤五月(ロコ・ソラーレ北見)のペアだ。

 山口は4月14日に日本を出発したが、藤澤は同時期に所属のLS北見が参戦するカナダ・トロントでのツアーに臨んでいたため、そこからコペンハーゲン経由でスウェーデン入り。大会3日前の4月18日、現地で合流した。

 以降、地元のカーリングクラブで調整を続けてきた。親交のある現地のカーリング選手に練習相手になってもらい、ゲーム形式でトレーニングを積んだ。



本番へ向けて、入念な調整を重ねてきた山口&藤澤ペア

「まだまだ作戦的にはわからないことが多い。いろいろ勉強しながら、調子を上げていきたい」

 そう語るのは藤澤だ。山口とペアを結成してから1カ月半と短いため、まだ戸惑う部分があるようだ。それでも練習試合では、ミックスダブルス世界選手権で準優勝の経験を持つチーム・リンドストーム(スウェーデン)相手に、変則6エンドマッチで勝利を挙げるなど、ポテンシャルの高さをうかがわせた。

 山口は充実した表情を見せる。

「いい準備ができた。あとは本番のアイスをしっかり読みたい」

 その本番のアイスに乗ったのは、開幕前夜の4月20日夜。公式練習の場だ。ふたりは国際アイスの印象をこのように口にした。

「想像していたより少し重いかな、という感じ。それでも、同じラインを何度か(ストーンが)通ると滑り始めると思うので、予選の序盤から長岡(はと美)コーチ、JD(ジェームス・リンド)コーチの力も借りて、アイスの状況を早く把握したい。個人的には、サッちゃん(藤澤)のイメージする理想のラインに、しっかり身体を出して投げたい」(山口)

「山口さんが言ったように重いため、ニューパス(使っていなかったライン)とのウエイト差が大きそうなので、情報共有が大切になってくる。細かくコミュニケーションをとってアイスの変化に対応したい」(藤澤)

 予選リーグは参加40カ国を5つのグループに分けて、8チームの総当たり戦で行なわれ、各グループ上位3チームがクオリファイ(プレーオフ進出)となる。

 日本は、強豪ロシアをはじめ、エストニア、リトアニア、フィンランドなど、欧州勢がひしめくグループBに入った。

 藤澤は「Better than last game、毎試合ごとによくなればいいと思っています」と慎重だが、山口は「日本選手権から変わってない。やるからにはてっぺんを目指します。金メダルっす」と意気込んだ。

 まずは4月21日の20時(日本時間4月22日、午前3時)から行なわれる初戦のニュージーランド戦にしっかり勝って、白星先行で予選リーグを進めていきたい。そうすれば、日本勢初のクオリファイも見えてくるはずだ。