ニュージーランドに遠征している日本ラグビーのNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)は、JAPAN Aとして、4月20日にオークランドのイーデンパークでブルーズAと対戦し、34-27で逆転勝ちした。ツアー初戦ではハイランダーズAに競り勝っており、これで2勝0敗となった。

 前半は、スーパーラグビー経験者や若手有望株などで編成されたブルーズAがリードした。
 6分、日本が自陣深くで反則をし、ブルーズAはクイックタップから連続攻撃、CTBブレイク・ホハイアがハンドオフでCTB村田大志を倒してゴールに持ち込み、先制した。
 24分にはWTBマロ・ツイタマがハーフウェイ付近から突破し力走、最後にFB尾﨑晟也をはじき飛ばしてファイブポインターとなった。

 JAPAN Aは12分、27分とPGで得点を重ね、30分にはラインアウトからモールで押し込みHO日野剛志がトライ。SO松田力也のコンバージョンキック成功で逆転する。

 しかしブルーズAは35分、フェイズを重ねてFLリンドン・ダンシエがパワフルにインゴールへ突っ込み、13-17とゲームをひっくり返して前半を終えた。

 ブルーズAは後半早々、自陣からカウンターを仕掛け、WTBツイタマとのパス交換からタッチライン際を駆け上がったFBタイラー・キャンベルが右隅にフィニッシュし、リードを広げた。

 流れを変えたいJAPAN Aは48分(後半8分)に敵陣深くへ入り、ラインアウトからのドライビングモールは止められたが、連続で攻め、途中出場の早大3年SH齋藤直人がゴール前で間合いをつくってFL大戸裕矢のトライを演出。20-24となった。

 その後、ブルーズAにPGで加点され、7点差とされたJAPAN Aは、64分と72分にチャンスをつくりながら得点できなかったものの、しつこく食らいつき、77分に同点とする。敵陣22メートルライン付近まで攻め込み、SOの位置にいたロビー・ロビンソンからのキックパスをWTBレメキ ロマノ ラヴァが右外でキャッチし、サポートしたFB野口竜司がインゴール中央近くまで運んでトライ。コンバージョンキック成功で27-27となった。

 そして、80分を過ぎた激闘は、最後に攻守が目まぐるしく変わり、JAPAN Aは自陣でボールを奪い返すと、WTBレメキが切り込み、オフロードパスをもらったCTB鹿尾貫太が抜けて大きくゲイン、サポートしたSH齋藤がトライを挙げ、劇的な逆転勝利となった。

 ツアー最終戦は26日、北島のホロフェヌアでハリケーンズ・デベロップメントと対戦する。

■堀川隆延ヘッドコーチ コメント

 内容には満足していませんが、とにかく最後の最後まであきらめずに選手らが攻め続けた、その結果があの最後のトライだと思います。
 今日は練習で成果を出している若い選手を思いきって起用しました。彼らの日頃の練習の成果が、最後のワンプレーに現れたと思います。
 このエネルギーを良い方向に向けるとしても、チームはまだ粗削りなので、改善すべきことはたくさんある。残り一週間、何ができるかをしっかりレビューして、“最高の準備”をして最終戦に臨み、勝利したいと思います。

■真壁伸弥キャプテン コメント

 特に後半のメンバーが、良いエナジーと良いプランニングをしてくれて、最後まで勝ちを信じたことがこの結果につながりました。チームは、最後までしっかりとやりきろう、と自分が言ったことを実践してくれました。
 どんどんいいチームになってきていると感じたので、残りの一週間いいトレーニングをして、次のハリケーンズ・デベロップメント戦に臨みたいと思います。試合を重ねるごとにチームの雰囲気も良くなってきており、次戦が大一番だと思うので、しっかり3勝して日本に帰りたい。今日はスクラムでペナルティを多く取られてしまい、試合中に修正できずフラストレーションが溜まってしまったので、そこを改善したいと思います。