「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子ダブルス決勝で、第5シードのカロリーヌ・ガルシア/クリスティーナ・ムラデノビッチ(ともにフランス)が第7シードのエカテリーナ・マカロワ/エレナ・ベ…

 「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子ダブルス決勝で、第5シードのカロリーヌ・ガルシア/クリスティーナ・ムラデノビッチ(ともにフランス)が第7シードのエカテリーナ・マカロワ/エレナ・ベスニナ(ともにロシア)を6-3 2-6 6-4で下して地元優勝を果たした。試合時間は2時間5分。

 全仏オープンの女子ダブルスでフランス人同士のペアが優勝したのは、1971年のフランソワーズ・デュールとゲイル・シェリフ以来となる。

 ガルシアはグランドスラムで初タイトルを獲得。ムラデノビッチはダニエル・ネスター(カナダ)とのコンビで2013年のウィンブルドンと14年の全豪オープンを制しているが、女子ダブルスでは初優勝となった。

 ふたりはシングルスにも出場していたが、第26シードのムラデノビッチは3回戦で第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に4-6 6-7(10)で敗退。ガルシアは2回戦で第2シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に2-6 4-6で敗れていた。

 ともに1993年生まれのムラデノビッチとガルシアのコンビは今シーズンから本格的にツアーに参戦し、4月から5月にかけてはチャールストン(WTAプレミア)、シュツットガルト(WTAプレミア)、マドリッド(WTAプレミア・マンダトリー)のクレーコート3大会を連続制覇。シュツットガルトとマドリッドの決勝では、世界ナンバーワンのマルチナ・ヒンギス(スイス)/サーニャ・ミルザ(インド)を破っていた。フェドカップ準決勝のオランダ戦では最終試合でキキ・バーテンズとリシェル・ホーヘンカンプのペアを4-6 6-3 6-3で破り、フランスを11年ぶりの決勝へ導いている。

 マカロワとベスニナは2013年にこの種目でのグランドスラム初優勝を果たしていたが、2014年の全米オープンに続く3勝目はならなかった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)