4月15日に行われた「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の1回戦でカレン・ハチャノフ(ロシア)が冷静にサーブを決め、タナシ・コキナキス(オーストラリア)…

4月15日に行われた「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の1回戦でカレン・ハチャノフ(ロシア)が冷静にサーブを決め、タナシ・コキナキス(オーストラリア)を7-5、6-4で下した。

ビッグサーバー、ハチャノフは5本のエースを決め、1度もブレークポイントを与えなかった。もっと楽に勝つことすらできていたかもしれない。

コキナキスは、グランドスラム20回優勝のロジャー・フェデラー(スイス)を先日の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」2回戦で撃破した-この15年間で世界ランク1位を倒した最もランクの低い選手となった-ものの、パワフルなコキナキスは、今回はその時の調子とはほど遠かった。

ハチャノフは相手のサービスでプレッシャーをかけ続けたが、それでも13本のブレークポイントのうちわずか2本しかものにできなかった。

2月の「オープン13 マルセイユ」で自身2度目となるATPタイトルを獲得したハチャノフは、次はジル・シモン(フランス)か第16シードのアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。

フランス人対決となったシモンとマナリノの勝者を破れば、ハチャノフは次は3回戦でディフェンディング・チャンピオンのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する可能性がある。

1回戦免除のナダルは、2回戦でアルヤズ・ベデネ(イギリス)と対戦する。今大会を10度制しているナダルは、今回優勝できなければ、世界ランク1位の座をフェデラーに奪還されることになる。

日曜日のその他の1回戦では、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)とダニール・メドベージェフ(ロシア)が勝利を収めた。

ズベレフは苦闘の末に17歳のフェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)を6-2、6(4)-7、6-1で倒し、次は第7シードのフランスのルカ・プイユ(フランス)と相まみえる。

メドベージェフは8本のブレークポイントのうち7本をしのぎ、マートン・フクソービッチ(ハンガリー)との激闘を6(4)-7、6-2、7-5で制した。メドベージェフは次は錦織圭(日本/日清食品)と対戦する。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は1回戦を勝利で飾ったハチャノフ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)