スーパーラグビーの栄冠を3回掲げたことがあるニュージーランドの名門ながら、昨年、夏の秩父宮ラグビー場で初対戦のサンウルブズに敗れたブルーズ。雪辱への思いを胸に抱いて再び来日し、4月14日の対決に臨む試合登録メンバーを発表した。 ブルーズは…

 スーパーラグビーの栄冠を3回掲げたことがあるニュージーランドの名門ながら、昨年、夏の秩父宮ラグビー場で初対戦のサンウルブズに敗れたブルーズ。雪辱への思いを胸に抱いて再び来日し、4月14日の対決に臨む試合登録メンバーを発表した。

 ブルーズは現在1勝5敗(3連敗中)で、7年ぶりのプレーオフ進出へ向けて絶対に負けられない戦いとなる。

 世界的スターのCTBソニービル・ウィリアムズや、ニュージーランド代表“オールブラックス”の最強6番と呼ばれたジェローム・カイノ、同4キャップのCTBジョージ・モアラ、主将のSHオーガスティン・プルーなどは負傷しており、今週土曜日の秩父宮ではプレーできない。

 しかし、先発メンバーのなかにテストキャップを持つオールブラックスは4人おり、特に、12番をつけるリーコ・イオアネは要注意。昨年、ワールドラグビーの年間最優秀選手賞に史上最年少の20歳でノミネートされ、大賞は逃したものの、『ブレイクスルー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』(年間最優秀新人賞)に輝いたシャイニングスターだ。

 ゲームキャプテンを務めるHOジェームズ・パーソンズも黒衣を着てプレーしたことがあり、PRオファ・トゥウンガファシ、LOパトリック・トゥイプロトゥとともにセットピースの中心となる。週間ベストフィフティーンに今季2度選ばれているトゥイプロトゥにとっては、ブルーズで50試合目の記念ゲーム。

 NO8のアキラ・イオアネとWTBマット・ダフィーはテストキャップこそ持っていないが、昨年11月のオールブラックスのヨーロッパ遠征に参加しており、サンウルブズにとって警戒すべき選手であることは間違いない。リーコの兄であるアキラはセブンズ代表でも鍛えた力強い走りが魅力であり、今季6試合でチームトップの6トライを挙げている。ダフィーは空中戦にも強いラグビーリーグ(13人制)出身のスピードランナー。

 10番をつけるスティーヴン・ペロフェタは、昨年のワールドラグビーU20チャンピオンシップで優勝を遂げたU20ニュージーランド代表の司令塔であり、ハーフバックスでコンビを組むSHジョナサン・ルルーは前節の週間ベストフィフティーンに選出されており、勢いに乗っている。

1.Pauliasi Manu  2.James Parsons  3.Ofa Tuungafasi  4.Patrick Tuipulotu  5.Josh Goodhue  6.Jimmy Tupou  7.Kara Pryor  8.Akira Ioane  9.Jonathan Ruru  10.Stephen Perofeta  11.Matt Duffie  12.Rieko Ioane  13.Orbyn Leger  14.Jordan Hyland  15.Michael Collins

〔リザーブ〕
16.Matt Moulds  17.Ross Wright  18.Mike Tamoaieta  19.Ben Neenee  20.Dalton Papalii  21.Sam Nock  22.Bryn Gatland,  23.TJ Faiane