「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子決勝で、第15シードのフェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス(ともにスペイン)が第5シードのマイク・ブライアン/ボブ・ブライアン(ともにアメリカ)…

 「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子決勝で、第15シードのフェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス(ともにスペイン)が第5シードのマイク・ブライアン/ボブ・ブライアン(ともにアメリカ)を6-4 6-7(6) 6-3で破り、ともにグランドスラム初優勝を果たした。試合時間は2時間23分。

 ロペス/ロペスは今シーズンのATPツアーで10大会に出場し、開幕戦のドーハ(ATP250/ハードコート)でタイトルを獲得。今大会では3回戦で第1シードのピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)を7-6(7) 6-1で、準決勝では昨年の大会を制した第3シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/マルセロ・メロ(ブラジル)を6-2 3-6 7-5で破るなどして勝ち上がっていた。

 フェリシアーノは第21シードで出場したシングルスでは、3回戦で第11シードのダビド・フェレール(スペイン)に4-6 6-7(6) 1-6で敗退。単複を通して初のグランドスラム決勝で、初タイトルを獲得した。

 マルクはマルセル・グラノイェルス(スペイン)とのコンビで2014年に決勝進出を果たしたが、ジュリアン・ベネトー/エドゥアール・ロジェ バセラン(ともにフランス)に3-6 6-7(1)で敗れて準優勝に終わっていた。同ペアでは同年の全米オープンでも決勝に進出したがブライアン兄弟に敗退。3度目の決勝で初の栄冠に輝いた。

 ブライアン兄弟は昨年の大会では決勝でドディグ/メロに7-6(5) 6-7(5) 5-7で敗れており、2年連続準優勝に終わった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)