キキ・バーテンズ(オランダ)は4月7日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人工クレーコート)の準々決勝でアリゼ・コルネ(フランス)をストレートで破り、準決勝への進出を決めた。スコアは6-2、7-5、試合…

キキ・バーテンズ(オランダ)は4月7日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人工クレーコート)の準々決勝でアリゼ・コルネ(フランス)をストレートで破り、準決勝への進出を決めた。スコアは6-2、7-5、試合時間は1時間38分だった。

バーテンズは、バックハンドで高い精度を見せ、フォアハンドにも強力なものを持っているほか、クレーで振り回されてもなかなかバランスを崩さない姿も見せる。ランキングでは27位だ。

一方のコルネは、フランスの次世代を担う存在としてジュニア時代から期待を集めてきており、ビルドアップを図っているフィジカルと、戦術眼からアグレッシブかつ大胆なショットで、思いきった攻めを展開できる。現在のランキングでは、37位につけている。

試合では、互いにブレークし合いながらスタートを切った。1ゲーム目から3ゲーム目まで、バーテンズとコルネはブレークし合った一方で、4ゲーム目でバーテンズがキープし、3-1とリードした。

さらに、1セット目は連続でブレークし合う展開となり、バーテンズは1ブレーク、コルネはその後2ブレークされ、5-2。バーテンズはここで、自身のサービスゲームをきっちり締めて、1セット目を獲得。大きなリードを作った。

2セット目に入ってもバーテンズが、コルネをリードする展開。2-2で迎えた5ゲーム目に、コルネが自身のサービスゲームでダブルフォルトやバーテンズとのストロークの応酬の中でアウトミスをしてしまうなど、リードを許した。

バーテンズは30-40のブレークポイントを握ると、続くポイントでコルネのミスまで耐え、ブレークを達成した。

2セット目ではその後、コルネが巻き返しを図り、1ブレークを奪ったものの、バーテンズが直後に再びブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチをキープでしっかり締めて勝ち星を手にした。

試合途中でトレーナーを呼び治療を受けるなど、負傷が懸念される苦しい場面も見られた中で、バーテンズがきっちりと、要所を締めて準決勝への進出を決めた格好だ。同選手は次戦で、マディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」でのキキ・バーテンズ

(Photo by Al Bello/Getty Images)