ツアー・オブ・ジャパン2016 第5ステージ(サイクリストより)完全復活、新城選手がスプリントで5位‼︎8日間で争われるツアー・オブ・ジャパンの第5ステージが6月2日、長野県飯田市で開催された。この日のコースはJR飯田駅前を出発し、天竜川の…

ツアー・オブ・ジャパン2016 第5ステージ(サイクリストより)

完全復活、新城選手がスプリントで5位‼︎

8日間で争われるツアー・オブ・ジャパンの第5ステージが6月2日、長野県飯田市で開催された。この日のコースはJR飯田駅前を出発し、天竜川の川岸まで7.3kmのパレードランの後に、周回コースに入って正式スタート。12.2kmを10周し、最後は周回から離れて1.6kmを走り、飯田市松尾総合運動場前にゴールする。レース距離は123.6kmと長くはないが、周回コース前半の山岳ポイントに向けて平均斜度10%近い急勾配が2kmほど続き、後半には高速ダウンヒルがあるなど、アップダウンの激しい難コースだ。午前9時に気温16度、風速約4mのコンディションで、パレードランがスタートした。

新城選手は骨折からの復帰後初のスプリントに参加し、ステージ5位に食い込んだ。ゴール前約300mから始まった40人弱の集団スプリントで中央から、左のラインを抜け出し、全開でもがいた。優勝したハラミリョからは1車身離れたが、2位以降はほぼ横並びでのゴールだった。

「日に日に調子が良くなってきているし、体が思うように動くようになってきた。今日は(南信州ステージでの)2008年の2位以上を狙っていました」と来週の欧州復帰戦に向け、全力を出せるようになったことをアピールした。

 「リオに一緒に出る内間選手が今日のようないい走りをできて、オリンピック代表として、とにかくうれしい」と会見の最初で自分のことよりも、後輩の活躍をたたえた。2カ月後に迫ったリオ五輪に向け、代表2人が手応えを感じさせるレースを南信州の難コースで展開した。

第5ステージ(南信州)結果
1 ダニエルアレクサンデル・ハラミリョ(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT) 3時間18分08秒
2 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +0秒
3 ピエールパオロ・デネグリ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
4 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チームUKYO)
★5 新城幸也(ランプレ・メリダ)
6 キャメロン・バイリー(オーストラリア、アタッキ チームグスト)
7 ロビー・ハッカー(オーストラリア、アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)
8 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム)
9 初山翔(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)
10 木村圭佑(シマノレーシングチーム)