フィールドテスターの庄山 英伸です。写真は、\"炎月SS B72M‐S(掛け調子)\"の70cmオーバーの真鯛とのファイトです。昨年からこのプロトタイプを使い、様々なシーンでテストをさせていただきました。今回、船上で実際の曲りを撮っていただ…

フィールドテスターの庄山 英伸です。
写真は、\"炎月SS B72M‐S(掛け調子)\"の70cmオーバーの真鯛とのファイトです。
昨年からこのプロトタイプを使い、様々なシーンでテストをさせていただきました。
今回、船上で実際の曲りを撮っていただけたので、その曲がりを確認していただきたく投稿させていただきました。
このクラスのパワーでは、バットはびくともせず、グイグイ魚を寄せてきます。
バットパワーは炎月の中でも、最も強いと感じるほどです。
しかし”炎月SS B72M‐S(掛け調子)”は、ただ強いだけではありません。
掛けモデルとしてのポテンシャルと共に、高感度という点で釣り人にもたらす情報量の多さに、ただただ感心します。
これまでのタイプでも、マイクロモジュールギア搭載のリールで、巻きでの変化による情報量を活かした釣りを展開しておりましたが、このモデルではプラスαの情報を感じとることが出来ます。
これは鯛ラバ釣法において、かなりのアドバンテージになります。
一例を紹介すると、鯛ラバエキスパートが良く口にする「鯛ラバの後ろに真鯛が付いてきたときの変化」を感じとり、その後に起こる変化に対応するということ。
これはどういうことかというと、鯛ラバを「等速巻き」で一定の上昇率で移動させているときに、一定の波動を起こしている鯛ラバヘッド及びネクタイの波動のリズムが変化し、その後のバイトに繋がるというものですが、この変化を釣り人が知り得ることで次のアクションにスムーズに移行できると言いものです。
これまで一部の釣り人の中で言われていたことでしたが、マイクロモジュールギア搭載(オシアコンクエスト等)のリールでは、その変化がハンドルを握る手に感じやすくなりました。
さらに今回の炎月SS(掛け調子)ではロッドを通して変化を感じとれるようになった点が特筆に値するほどのメリットだと思います。
さらに開発初期から参加させてもらい、複数のプロトタイプを実釣で使って、仕上がった”炎月SS B72M‐S(掛け調子)”の素晴らしい点がもう一つ・・・初期プロトではファーストバイト以降のバイトが続かない状況がありました。
真鯛の活性が高いときは、何を使っても、如何なる釣り方でも釣れるものですが、タフコンディションに転じると僅かな事でも口を使いません。
しかし完成品は、反発が強くなりがちな掛け調子でも、アタリをハジキにくい性能を備えているので、ファーストコンタクトから違和感なくバイトが続くという点も盛り込まれました。そして大鯛にもしっかり対応し、魚をコントロールすることが出来るモデルになっています。
テストのフィールドは主に真鯛のストック量、サイズ共に良いと言われる玄海灘、響灘。
この70クラスでは、いとも容易く魚をあしらいます。
狙うサイズは80、90オーバーという方にぜひおすすめしたいロッドです!

<使用タックル>

ロッド:炎月SS B72M‐S(掛け調子)
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/4496