「ボルボ・カーズ・オープン」（アメリカ・チャールストン／4月2日～8日／人工クレーコート）の3回戦で、第10シードの大坂なおみ（日本／日清食品）が第5シードのユリア・ゲルゲス（ドイツ）と対戦中。大坂は第1セットを6(4)-7で落とした。両者…

「ボルボ・カーズ・オープン」（アメリカ・チャールストン／4月2日～8日／人工クレーコート）の3回戦で、第10シードの大坂なおみ（日本／日清食品）が第5シードのユリア・ゲルゲス（ドイツ）と対戦中。大坂は第1セットを6(4)-7で落とした。

両者の過去の対戦成績は大坂の1勝0敗。2016年の「ウェスタン＆サザン・オープン」1回戦で6-4、6-4のストレートで勝利している。「BNPパリバ・オープン」で優勝して調子を上げてきている大坂が、格上のゲルゲス相手に再び勝利をもぎ取ることができるのか、注目される。

第1セット、大坂は落ち着いた立ち上がりを見せ、ラブゲームでキープする。続く第2ゲームでは、ゲルゲスのミスによりブレークのチャンスが訪れる。幾度となく続いたデュースの末、ここは大坂の粘り勝ちとなり、2回戦と同じく先行する流れを作った。第3ゲームではゲルゲスにブレークポイントを握られる場面もあったが、なんとかキープ。ここでも大坂の粘り勝ちとなった。

その後はお互いに落ち着いたプレーを見せてキープし合う展開となった。第5ゲームの途中、ゲルゲスは左足の向こうずねを痛めてアイシングをしていたが、プレーは続行しており、さほど重傷ではなかったようだ。

第7ゲーム、大坂のサービスゲームでゲルゲスに0-40と3つのブレークポイントを握られてしまう。大坂はここも粘ってデュースまで追い上げたが、ゲルゲスにブレークされ、追いつかれてしまう。

しかし、続く第8ゲームで大坂は見事なダウン・ザ・ラインを決めてブレークに成功、再びリードを作る。そしてサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム。ここで大坂はミスが増える。セットを取るどころか15-40と2つのブレークポイントを与えてしまう。1本はしのいだが、続くゲルゲスのウィナーが見事に決まり、またしても追いつかれてしまった。

両者ともにキープし合って、迎えた第12ゲーム。ここでブレークして第1セットを取りたい大坂だが、ラブゲームでキープされてしまい、タイブレークに突入した。

タイブレークでも激しい攻防が続き、シーソーゲームとなった。大坂はミスが続いてポイント4-6と、ゲルゲスにセットポイントを与えてしまう。そして最後はゲルゲスがエースをきわどい位置に決め、大坂は第1セットを奪われてしまった。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。（テニスデイリー編集部）

※写真は第1セットを落とした大坂なおみ（「全豪オープン」のときのもの）

(Photo by Pat Scala/Getty Images)