美味しいものや好きな食べ物をいただく瞬間は、幸せの一言に尽きますよね。毎週コンビニの新商品をチェックしたり、物産展で地方の食材を買いまくったり、週末はカフェ巡りや外食で好きなものを食べる……、食欲旺盛な筆者の心には、常に「体重増加」という…

 美味しいものや好きな食べ物をいただく瞬間は、幸せの一言に尽きますよね。毎週コンビニの新商品をチェックしたり、物産展で地方の食材を買いまくったり、週末はカフェ巡りや外食で好きなものを食べる……、食欲旺盛な筆者の心には、常に「体重増加」という不安がつきまとっています。

 食べた分だけ動けばいいんだ! と(食べる前は)思っているのですが、実際は食べた後も動かないので、基礎代謝のみではカロリー消費が追いつきません。数か月前に購入したスカートがキツく感じられ、いよいよ焦ってきたところに舞い込んできた文字が「糖質制限なし、有酸素運動なし」の2文字です。

 こんな素晴らしいメソッドを掲げているのは、パーソナルトレーニングジムBodyke(ボディーク)。都内に3つの店舗(秋葉原・池袋・町田)があります。

 Bodyke受講者の一人である坂本季生さんは、俳優の金子賢さんが主宰する「サマースタイルアワード2016」にて大会初の3冠を獲得するなど、今や予約の取れないジムとして人気沸騰中の実力派ジムです。

 着々と増加していく体重と体脂肪に歯止めをかけるため、今回はBodyke秋葉原店にお邪魔し、食事指導のアドバイスを受けてきました。

代表トレーナーの青木泰蔵さんがお出迎え

 JR秋葉原駅、昭和通り口から徒歩5分。東京メトロ日比谷線、秋葉原駅の1番出口さえ間違わなければ、非常にわかりやすい場所にあります。

 りそな銀行を曲がるとすぐに見えたビルに入り、2階へ。黒の扉を開くと、目の前の受付にはBodyke設立者である青木泰蔵さんが出迎えてくれました。

「こんにちは! お待ちしておりました」

 爽やかな笑顔、がっしりとしたボディ。鍛えている人ってどうしてイケメンが多いのでしょうか。しかし、そんな青木さんも昔はなんと120kg以上の体重で、運動は苦手、食べることが大好きという過去を持っていました。その後、独学で50kgのダイエットに成功し、モデルやテレビ、雑誌などのメディア出演をする傍ら、Bodykeでコーチングも行っています。

 黒とシルバー、ホワイトで統一されたスタジオは明るめの間接照明に照らされており、トレーニングのやる気を引き出してくれそうなスタイリッシュデザインです。

さっそく乱れまくった食生活がバレる

 カウンターへと座り、カウンセリングシートを記入します。以下のような項目を埋めていきました。

・現状の身長と体重
・理想の体重と体脂肪
・身体のどこをどう絞りたいのか
・今の生活スタイル
・ストレスの有無
・睡眠状況
・現在ダイエットをしているか
・飲酒喫煙の有無
・怪我や病気の有無 など

 見栄を張らず、自分に正直に! 恥ずかしくても、体重を誤魔化して書いてはいけません。「現在ダイエットをしているか」項目の「気持ちだけはダイエット中」という言葉が胸に刺さります。

 さらに食生活のカウンセリングへと移ります。食事指導を軸の一つとしているだけあり、かなり詳細なヒアリングが行われました。朝は何時から何を食べる? 昼、夜、間食は? よく食べるもの、外食の頻度など。ちなみに筆者の食生活スタイルは以下の通りです。

・朝食=カフェオレ
・昼食=手作り弁当(雑穀米、鶏むね肉、野菜)
・夕食=ポテトチップスオンリー、または納豆にフルーツ
・間食=マフィンやパウンドケーキなどの焼き菓子、あるいはナッツなど

 筆者の意識の低い食生活が明るみに……。ランチだけは意識高く頑張っているだけあり、「お弁当はとてもいいですね、特に鶏むね肉。毎食摂ってもいいくらいです」と、青木さんからお褒めの言葉をいただきました。

 しかし、夕食の「ポテトチップスオンリー」にはさすがに苦笑いが。ポテトチップスのり塩が大好きで、週に3回は食べているというヘビーユーザーですので、これを止めるべきだと分かってはいるのですが……。

青木さんから救いのアドバイス!

 ダイエット中、あるいはボディメイク中の人からお説教をいただくこと間違いなしの乱れた食生活。「ポテトチップスと甘いものが止められません。食欲も旺盛です。食べるのがとにかく好きなんです」という悩みに、青木さんから以下のアドバイスをいただきました。

「ポテトチップスはプロテインポテトチップスに変えてみましょう。味も普通のポテチと全然変わらないですよ!」

 おお。ポテトチップスは控えめにしましょうと言われるかと思いきや、まずはプロテインポテトチップスに変更とは。高たんぱく低糖質で、味もおいしいとのこと。サワークリーム味に期待です。

 「いきなりポテトチップス禁止!なんて、1週間は続くと思いますが、2週間3週間も我慢し続けられるかと言ったらどうだろうなって思いません?『この先もずっと長く続けていける』がキーワードですから、初めはできるところから少しずつ変えていくのがいいと思っているんです」

 確かに。ジム通い中は意識高く保てても、我慢をして痩せた後は開放的な気分になり、食べ過ぎたり運動をやめてしまった経験があるので、身に染みる言葉でした。

「甘いものがお好きなら、プロテインパンケーキとか、プロテインチョコバーなんかもおすすめです」

プロテインパンケーキ! あまり料理をしないという青木さんおすすめのレシピは、バナナと卵とプロテインを混ぜてそのままフライパンで焼くというもの。これなら、忙しい人も自炊が苦手な人も真似できますね。

 最近のプロテインはチョコやイチゴなどさまざまな種類があり、味もおいしいので、自分の好みに合うものを探してみるとよいとのこと。皆さん通販で購入されるそうです。

「あとは朝食を摂るといいですね。いきなりたくさん食べろといってもつらいと思うので、まずはヨーグルトやフルーツ、プロテインドリンクなど、取り組みやすいメニューから始めてみるといいですよ」

 朝食を摂ることで代謝を高め、痩せやすい身体モードへと切り替えてくれる効果が期待できます。

「代謝って運動しないと下がっていくんですよ。加えて加齢によっても代謝が悪くなる。だから若いときと同じ量を食べていると、そのぶん太りやすくなります。そうすると皆さん、食べる量を減らして調整するんですけれど、歳をとるごとに代謝はどんどん下がっていくから、またそれに合わせて食べる量を減らす……、そうやっていくうちに、ほんの少ししか食べちゃいけない身体になってしまいます。それってつらいですよね。低下していく代謝を高めるのが、運動なんです」

 食事量を減らすだけのダイエットや栄養が偏った単品ダイエット、ごはんの代わりにお菓子などを食べ続けていると、筋肉の量はどんどん減っていき、代謝も悪くなっていきます。結果、少ししか食べていないにもかかわらず太りやすい身体になってしまい、痩せにくさの原因にも繋がるのです。

「とはいえ、いきなり厳しい食事制限やトレーニングは継続が難しいですよね。それに、毎日の習慣を変えるのはすごく大変なことです。今まで夕食をお菓子で済ませていた人が、明日からきちんとした食事を食べなさいと言われても、つらくてできないと思うんですよね。食事の『メニュー』を変えるのがキツイんじゃなくて、長年続けてきた食事の『習慣』を変えるのがキツイんです。だから僕らは『できることから少しずつ始めていきましょう』という考えで指導を行うことにしています」

 一時期だけはりきって食事制限やトレーニングを行うのではなく、この先もずっと続けていける食事コントロールと運動を「できることから少しずつ取り入れて、継続して」行うこと。それがBodykeにおける美ボディキープメソッドなのですね。

 一人ではダイエットに挫折してしまう、自己流でトレーニングを行っているけれど効果が出ているのか分からない……、そんな人は、今回のようなマンツーマン指導を得意とするパーソナルトレーニングジムも検討されてはいかがでしょうか。自分では気づかなかった食生活の乱れや、効率よく筋肉を鍛えるトレーニング方法を学べそうです。

プロフィール
青木泰蔵(あおき・たいぞう)
独学で120kgから50kg痩せに成功し、NYモデルや日本最大のカッコイイ体を決めるコンテスト初代総合優勝、日本一の身体に選ばれる。雑誌やテレビなどメディア露出の傍ら、予約の絶えないパーソナルジム「Bodyke」を設立。世界中にBody makeを広めるため、国内外問わず活動中。

取材協力
パーソナルトレーニングジムBodyke 秋葉原
住所 東京都千代田区神田和泉町1-2-22 中尾ビル2F
アクセス 東京メトロ日比谷線 秋葉原駅1番出口より徒歩1分
営業時間 10:00-22:00(トレーニング最終受付21:00)
定休日 不定休
公式サイト http://teambodyke.com/
予約&詳細はこちら https://school.epark.jp/school/11300

<Text & Photo:編集部>