「アビエルト GNP保険」(メキシコ・モンテレイ/4月2日~8日/ハードコート)の大会初日となった4月3日、日比野菜緒(日本/LuLuLun)は1回戦でレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)との試合に臨んだものの敗退した。スコアは7-6(2)、4-…

「アビエルト GNP保険」(メキシコ・モンテレイ/4月2日~8日/ハードコート)の大会初日となった4月3日、日比野菜緒(日本/LuLuLun)は1回戦でレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)との試合に臨んだものの敗退した。スコアは7-6(2)、4-6、4-6の逆転劇で、試合時間は2時間29分だった。

日比野は、日本人女子の中でも抜群の勝率を誇り、スピンを駆使したコートを立体的に使うプレーを持ち味にしている。現在のランキングは122位だ。

一方の、ツレンコは、攻撃的なバックハンドを持ち、フォアも角度をつけるのがうまく総合力に秀でた攻撃的なグラウンドストローカーだ。現在のランキングでは、40位とトップ100では中堅どころだ。

日比野はそのツレンコと相対して、序盤から激しく競り合った。自身のサービスだった第1ゲームをブレークされてしまったものの、続くツレンコのサービスをブレーク。イーブンに持ち込んだ。

さらに両選手とも1ブレークずつさらに積み上げ、スコアはイーブンを維持していたものの、4ゲーム連続でブレークしあう展開となった。第1セットはさらに9ゲーム目から12ゲーム目まで再びブレークし合ってタイブレークに突入した。

結局、ファーストセットでは、日比野がタイブレークを7-2で制し、大きなリードを築いた。

しかし、試合はツレンコの巻き返しに向けて展開。日比野は2セット目の冒頭でブレークされる一方で、ブレークバックもしたものの、ツレンコが1ブレーク上回り、2セット目を自身のものにした。

勝敗を決定づける第3セットで、日比野がまず劣勢に立たされた。第5ゲームでブレークを許し、ツレンコが逆にリード。なんとか踏みとどまろうとする日比野に対して、ツレンコは、隙を与えず最後まで押し切った。

ツレンコは、ダニエル・コリンズ(アメリカ)とマリアナ・デュケ マリノ(コロンビア)の試合の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での日比野菜緒

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)