昨年、70年ぶりのリーグ最下位を経験し、巻き返しを狙う早稲田大学。(競争の中で)頭角を現し、成長しているのが池田賢将(4年=高岡南)だ。多くの甲子園出場者や付属校出身者が集まるなか、一浪を経て早稲田の門を叩いた苦労人。昨年の春、ベンチ入りまであと一歩と迫りながらも、直前の練習試合で結果を出せずメンバー外になった。その悔しさをバネに、今年の雪辱を誓う。

◎悔しさを味わった3年間、そして新チームへの思いー
「ベンチまでのあと一歩が遠い、絶対に憧れの神宮の舞台に立つ」

浪人でどん底からはい上がる経験をして、いい意味であきらめが悪くなった。

去年の春にあと一歩のところでベンチに入れたんですけど、最後の最後に結果が出なくて悔しい思いをしました。神宮の舞台にはずっと憧れていたので、何としてでもあの舞台に立ちたいなと思い、がんばってきました。

浪人を経験しているので、はじめは、体力の衰えとの戦いでした。走ることがこんなに辛いのかと、限界に近い状態まで、追い込まれましたけど、気合いで乗り切りました。でも、浪人したことで、今辛くても努力し続ければ乗り切れると思えるようになりました。
 

昨年のチーム状況から脱却へ。四年生で一丸となって名門復活へ

昨年は、ベンチ入りメンバーとメンバー外の選手で温度差が生まれてしまって、揉めることもありました。その状況を見ていたので、新チーム発足時、同期で意見をまとめてしっかりと一丸となって取り組んでいこうとなりました。意見をしっかり言い合って決めるので、始まったら『やるときはやる』ができていると思います。四年生が仲が良いのもいい方向に繋がっています。


 

◎飛躍のシーズンへ
「気持ちの強い打者に。早稲田は日本一の大学であるべき」

日々、努力することで周りに勝つ方法を模索している。

寮の人数が決まっていて、今は一人暮らしをしています。食事も寮で食べれないんです。だからこそ工夫するように心がけています。栄養士さんにお話を聞いたり、勉強したりして必要なものを取るようになりました。寮のメンバーにどうやって勝てるか。同じようにやっていてもダメなので、毎日考えながら過ごしています。

 

サポートしてくれる人への感謝を胸にリーグ戦に臨む

バッティングが売りなので、勝負所でのバッティングを磨いています。自分は今まで感謝しながらプレーをすることを考えたことがありませんでした。大学では、練習相手になってくれる後輩やサポートしてくれる同期のみんなにとても感謝しています。今シーズンは、お世話になっている人たちに恩返ししたいなって強く思っています。ずっとスポットライトの当たる選手ではなかったので、チームへの貢献を一番に考えプレーしていきたいと思います。

昨秋、70年ぶりの最下位を経験し、本当に苦しい時間を過ごしました。でも、早稲田大学は日本一の大学でなければならないと思っているのでリーグ戦優勝、日本一を獲りたいと思います。
 

最終学年でのスタメン出場に向け、練習に取り組む池田

◇池田 賢将(いけだ けんしょう)高岡南

1995年9月29日生まれ。右投左打。富山県出身。

高校2年時富山大会ベスト8、一般入試で早稲田に進学。これまでリーグ戦の出場はないが、昨年の全早慶戦ではスタメン起用され2安打を放った。