先週末まで開催されていた、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)で優勝したスローン・スティーブンス(アメリカ)が4月3日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人…

先週末まで開催されていた、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)で優勝したスローン・スティーブンス(アメリカ)が4月3日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人工クレーコート)を欠場することを明らかにした。2017年の「全米オープン」の優勝経験も持つ実力者が一人、本戦を去った格好だ。

今回の欠場についてスティーブンスは、「チャールストンでプレーしないことを表明することになり、大変申し訳ありません。先週末のマイアミでのタイトルまでのプレーで、身体的にも精神的にも完全に疲弊してしまいました。ベストのプレーをできているとは感じられず、現在は休養するのが最善なのです」と、WTA(女子テニス協会)の公式サイトを通じて明らかにしており、マイアミでの疲労を欠場理由に挙げた。

スティーブンスは、機敏な動きと広い守備力が持ち味で、安易なミスも減りつつあり、ランキングでは現在9位。トップ10入りを果たした上、自身のキャリア最高順位に位置づけている。

同選手は、モニカ・ニクレスク(ルーマニア)、第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第10シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、昨年の「全仏オープン」のチャンピオンで第4シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を破って、タイトルを手にしており、数々の実力者を打ち破っていた。

「ボルボ・カーズ・オープン」にはほかにも、現在10位のペトラ・クビトバ(チェコ)や、7位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)、「BNPパリバ・オープン」で優勝した大坂なおみ(日本/日清食品)と準優勝のダリア・カサキナ(ロシア)も出場しており、スティーブンス不在の中で見所を作ってくれそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ)の女子シングルスでプレーするスローン・スティーブンス

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)