昨年、15年ぶりの勝ち点を獲得した東京大学。しかし今春、投打の主力だった4年生が卒業。中軸がそのまま抜けた野手陣の4番争いは誰にでもチャンスがある状況だ。その座を狙っているうちの1人が岡俊希(2年=小倉)だ。昨秋、試合に出場しながらも、結果を残せずレギュラー獲得に届かなかった。今季、ここまでのオープン戦でホームランを打つなど、好調をキープしている岡。悔しい想いを噛みしめ、ひと冬を越えた今、人一倍の気持ちを持って2018年シーズンに向かう。

 

◎成長を実感した1年間、そして新チームへの思い-
「卒業生の抜けた穴を少しでも埋めたい。一丸となって戦う。」

 

東大野球部では、1年生は体力強化の練習の日々。高校時代から身体がひと回り大きくなり振り切る力がついた。

浜田監督の教えは1に食事、2にランニング。東大の一年生は受験勉強で身体がなまっているので、まずは体力強化と身体を大きくしようと言われます。春のリーグ戦の間は、ランニングやバットスイングでノルマが課せられます。僕自身も高校時代は守備や走塁が得意なタイプだったのですが、身体もかなり大きくなり、今では打撃に期待されるようになりました。これを言うと高校時代の同級生には、「嘘だろ」って言われます(笑)。今年、卒業された楠田さんや田口さんのような力はありませんが、自分らしく少しでも穴を埋めれるように日々練習に励んでいます。

 

チームとして昨年の4年生とは違うことを理解し、“個"ではなく“一丸”で勝つ。

昨年の4年生は個の力が高い選手が多かったですが、今年はそうではない。みんなのチーム力で戦っていかないと通用しないことを理解している。スローガンの通り、「一丸」となってまとまろうと言っています。新4年生は自分たちが引っ張っていくという空気になってきて、とても頼りに感じています。下級生はついていき、同じ方向を向いていきます。練習中も指摘の声などが増えてきて、全員でのレベルアップを意識したいい雰囲気に変わってきました。

 

◎飛躍のシーズンへ。
「フルスイングが信条。絶対に当てにいかない」

全ての経験を自分の糧にする。フルスイングだけは誰にも譲らない覚悟で臨む。

秋から試合に出させてもらいましたが、色々な経験をしました。咋秋は自分はひとつのプレーに集中することだけを考えていました。試合出場の機会がイレギュラーなことは多かったですが、どの場面で自分の出番が来てもプレーを変えることはないと思い、神宮に立っていました。いい意味でも悪い意味でも楽観的な性格なので、ミスをしても基本はすぐに切り替えてしまいます。そこは長所だと感じているのでこれからも変えずにやっていきたいです。最近は、部員の中では、辻居さんを意識しています。選手としてのタイプは違うんですが、フルスイングという共通点があるので“振る”ことに関しては、負けたくないです。

 

昨年の成績に満足せず、常に上を目指して行くことが大事。

オープン戦でも中軸で出させてもらっていますが、みんなに当てに行くなと言われています。絶対に中途半端なスイングはしないようにしていきたいです。最近は、投手陣が頑張っているのに、打てなくて負ける試合が多くなってしまっているので、リーグ戦では結果を残していきたいです。チームとしては、最下位脱出と勝ち点2を目標としています。昨年は勝ち点獲得はできましたが、最下位脱出はできませんでした。現状維持ではなく、昨年よりステップアップをしていきたいです。どのチームに対しても挑戦者なので、恐れずに一戦必勝で向かっていきたいです。


 

 

◇岡 俊希(おか としき)小倉高校

1997年9月17日生まれ。右投右打。福岡県出身。

俊足を生かした広い守備範囲を持つ外野手。福岡県の古豪、小倉高校の出身であり、3年夏の県予選では九州国際大付に敗れるも、チームを準決勝へと導く活躍を見せた。レギュラーを獲得するとともに打率3割を目指す。