ジョン・イズナー(アメリカ)が初のマスターズ1000のタイトルをかけて、日本時間4月2日深夜にアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と決勝の舞台で戦う。イズナーはこれまでマスターズ1000の大会の決勝に3回挑んだがいずれも敗れていた。「とても久…

ジョン・イズナー(アメリカ)が初のマスターズ1000のタイトルをかけて、日本時間4月2日深夜にアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と決勝の舞台で戦う。イズナーはこれまでマスターズ1000の大会の決勝に3回挑んだがいずれも敗れていた。

「とても久しぶりに、これまでで最高のテニスをしている」と、32歳のイズナーは語る。「ここでそうできているのがとても嬉しい」。

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)の準決勝で、イズナーは、サーブと積極的なベースラインへのストロークで試合を支配し、6-1、7-6(2)のストレートで、絶好調だったフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の連勝を15で止めた。多くの数字が示す通り、イズナーの方が最初から最後まで優れた選手だった。

イズナーは13本のエースを決めてサーブではデュースを迎えることなく、勝利を締め括る時は最高の状態だった。

第1セットでは一気に3-0とリードし、第2セットではお互い譲らずタイブレークとなったが、そのタイブレークでも2本のエースを含めてファーストサーブ4本をすべて決め、ドロップボレーのウィナーも2本打った。

「大きな試合をたくさんプレーしてきたが、自分を解放することができなかった」とイズナーは話している。「メンタルの問題だ。自分自身に頑張れと言い聞かせないといけない。あまり端から端まで走ることができないから、私にとっては他に最高のプレーをする方法がないんだ」。

「ここ数週間、体中が疲れている」と敗れたデル ポトロは話した。「でもファンからたくさんの愛を受けるから、試合中は痛みがなくなるんだ」。

それでも、イズナーは自分の方がフレッシュな選手だとわかっていた。時にラリーが長くなっても持ちこたえた。

「デル ポトロがエネルギーのない状態で、幸運だった」とイズナーは言った。

「今日ほどいいプレーをすると、イズナーはこのツアーで厳しい選手のひとりだ」とデル ポトロは話した。「こういうタイトルを制するのに必要なものをすべて持っているよ」。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」準決勝でのイズナー

(AP Photo/Lynne Sladky)