アウディジャパンが展開するドライビングレッスン「Audi driving experience」に、新プログラム「レース エクスペリエンス」が加わった。これは「サーキット トライアル タイム トライアル セッション」の優勝者にスーパー耐久へ…

アウディジャパンが展開するドライビングレッスン「Audi driving experience」に、新プログラム「レース エクスペリエンス」が加わった。これは「サーキット トライアル タイム トライアル セッション」の優勝者にスーパー耐久へのスポット参戦機会が与えられるものだ。

アウディのパフォーマンスや安全性能を体感できるドライビングレッスン、「アウディ ドライビング エクスペリエンス」はドイツ本国で30年以上の歴史をもち、国内でも2001年から実施中。内容はベーシックなものから本格スポーツ志向のものまで各種あり、「アクティブ セーフティ」「R8 エクスペリエンス」「サーキット トライアル トレーニング セッション」「サーキット トライアル タイム トライアル セッション」などが展開されている(R8 エクスペリエンスは海外実施)。

そこに今年、新たに開設されたのが「レース エクスペリエンス」だ。レース エクスペリエンスは、サーキット トライアル タイム トライアル セッション(6月20日/富士スピードウェイ)の総合優勝者に「Audi RS 3 LMS」でのスーパー耐久シリーズ(S耐)スポット参戦の権利が与えられるかたちで実施される(レース エクスペリエンスの実施レース等詳細は適宜決定)。

S耐への参戦とはかなりのビッグチャンスだが、その権利を得るためにはサーキット トライアル タイム トライアル セッションに参加しなければならない。これも参加費を払えば誰でも参加できるわけではなく、その前段階のサーキット トライアル トレーニング セッション(4月14日、9月1日/富士)の修了者、もしくは有効なライセンス保持者であることが参加可能条件になる。とはいえ、戦闘力あるマシンでのS耐参戦という希少な機会に対しては、かなり“オープン”な道筋といえるだろう(もちろん、しっかりした教育も施される)。

アウディ ジャパンは「次世代のジェントルマンドライバーに向けた夢の第一歩を提供することで、カスタマーレーシングの裾野を広げ、レース界にさらなる貢献をしていきたい」としている。この斬新な試みはレース参戦を目指す層のみならず、観戦ファンからも大きな注目を集めそうだ。

アウディ ドライビング エクスペリエンスの模様。《写真提供 Audi Japan》

アウディ ドライビング エクスペリエンスの模様。《写真提供 Audi Japan》

Audi RS 3 LMS《写真提供 Audi Japan》

Audi RS 3 LMS《写真提供 Audi Japan》

Audi RS 3 LMS《撮影 遠藤俊幸》

Audi RS 3 LMS《撮影 遠藤俊幸》

アウディ ジャパンの斎藤徹社長(3月24日、富士でのカスタマーレーシング等発表会にて)。《撮影 遠藤俊幸》

アウディ ジャパンの斎藤徹社長(3月24日、富士でのカスタマーレーシング等発表会にて)。《撮影 遠藤俊幸》

アウディ ドライビング エクスペリエンスは多彩なプログラム内容をもつ。《撮影 遠藤俊幸》

アウディ ドライビング エクスペリエンスは多彩なプログラム内容をもつ。《撮影 遠藤俊幸》