皆さんは「ファミタク」という知る人ぞ知る卓球スポットがあったことを覚えていらっしゃるだろうか?「ファミタク」とは、かつてファミリーマートと併設された神保町の隠れ卓球スポットとして人気だった。神保町の卓球スポットだった「ファミタク」そのファミ…
皆さんは「ファミタク」という知る人ぞ知る卓球スポットがあったことを覚えていらっしゃるだろうか?「ファミタク」とは、かつてファミリーマートと併設された神保町の隠れ卓球スポットとして人気だった。
神保町の卓球スポットだった「ファミタク」
そのファミタクの経営者が、秋葉原駅から歩いて6分のビルに拠点を変えて卓球場を運営している。
店の前に独特な形をした看板が立っていた。
それが、「Akiba卓球スタイル」だ。
Akiba卓球スタイルの内装
今回は、Akiba卓球スタイルを経営されている柿内康三朗氏にお話を伺った。
代表としてAkiba卓球スタイルを運営する柿内氏
前身の「ファミタク」から「Akiba卓球スタイル」に至るまで
代表の柿内氏は元々大学まで卓球を続けており、卒業後もオープンの大会に出るほど卓球が好きだった。「ファミタク」を始める前は、コンビニをフランチャイズ契約で経営していたが、新しい場所でコンビニ運営を始めるタイミングで、卓球場を併設しようというアイデアを契約主に相談した。その提案がOKとなり、「ファミタク」を始めることになった。
ファミリーマートと同じ建物の隣接スペースにあった卓球場「ファミタク」
「ファミタク」はコンビニのフランチャイズ契約とは別に個人で契約を結んだ卓球場だった。コンビニと卓球場の運営を10年程続けてきたが、コンビニのフランチャイズ契約の更新が迫ったタイミングで、卓球場一本でいくことに決めた。
柿内氏は、お茶の水、蔵前、神保町と不動産を探していたが、秋葉原の物件が最も納得のいくものだった為、秋葉原に拠点を変えることになったそうだ。本拠地が秋葉原に移って以降は、卓球場のみの運営を行っている。
17時を境に卓球教室とカフェ・バーの時間帯を分けている
5台設置してある広いスペース
台は広いスペースに5台設置し、個人レッスン用の小さなスペースに1台設置している。平日は会社帰りのサラリーマンやOLが多く、休日はカップルや家族連れのお客さんが多くなる。
個人レッスン用のスペース。マシン練習を行うことも出来る。
台、フェンス等の備品はニッタク製のものを用いている。床マットは実際に大会で使われたものを使用している。Akiba卓球スタイルの場所自体もニッタク本社から歩いていける距離にある。
午前中〜夕方17時にかけては卓球教室をメインとした「スポーツタイム」を設け、夕方17時以降にお酒やソフトドリンク、おつまみを頼める「ラウンジタイム」を行う。運営に関しては、4人のスタッフを中心に回している。
入口の様子。カウンター横に冷蔵庫があり、ドリンクを販売している。
最初は以前から練習に来ていたお客さんのことも考えて、レッスン中心の卓球場にしようと考えていたが、「カフェやバーのようにオシャレにしたらどうか」、というアドバイスを頂き、夕方17時以降にお酒やソフトドリンク、おつまみを頼める「ラウンジタイム」を始めたそうだ。実際に初めて夜に訪れた人達から「オシャレでいいね!」といった声を聞くという。
ソフトドリンク、アルコール類、おつまみも販売している。
「ファミタク」の場合も卓球場の外にテーブルスペースがあったが、「Akiba卓球スタイル」になってから、よりカフェやバーの要素が強くなった。「ラウンジタイム」では、ライトも少し暗くしており、カップルが来易いムードを作っている。
「卓球デート」、「ミックス」も楽しめる
通常は個人利用が多いが、夜の時間帯に限って貸し切りコースも提供しており、食事を提供できない代わりに持ち込みをOKにしているという。特に大きな制限は設けていないが、30人までの場合は、5台あるスペースのみで2時間36000円、30人以上の場合は、個人レッスン用のスペース、エントランスも含めて2時間42000円としている。
また、定期的に交流イベントも開催しており、男女混成ダブルスで行うニッタク杯Akibaカップという大会を主催している。昨年、映画「ミックス」が話題をさらったが、休日に「ミックス」を組める数少ない大会の1つだ。
休日は台の空きを待たなければいけないほど混み合う。(取材時は平日)
「ファミタク」によく練習にきていた方々も、秋葉原でデートを楽しみたい人も是非、秋葉原の隠れ卓球スポット、Akiba卓球スタイルに足を運んでみてはいかがだろうか?
Akiba卓球スタイル
施設名 Akiba卓球スタイル
住所 東京都千代田区神田和泉町1-8-2 八木ビル2F
アクセス 東京メトロ日比谷線 秋葉原駅から 240m
TEL 03-5839-2882
URL http://takkyustyle.com/
取材・文:座間辰弘(Rallys編集部)