優勝候補の早稲田実業(東京)を破った湘南工科(神奈川)を下して、白鵬女子(神奈川)が2年連続の準決勝進出を決めた。白鵬は6年前に元日本代表の米沢そのえさんが立ち上げて、その時から兼城悦子プロが一緒にコーチしている部活である。そして、5年連続…
優勝候補の早稲田実業(東京)を破った湘南工科(神奈川)を下して、白鵬女子(神奈川)が2年連続の準決勝進出を決めた。白鵬は6年前に元日本代表の米沢そのえさんが立ち上げて、その時から兼城悦子プロが一緒にコーチしている部活である。そして、5年連続で全国に出場しているのだ。
白鵬はダブルスが強いという印象がある。しかし、米沢そのえ監督は特別にダブルスの練習をしているわけではないと言う。ただ、皆が寮で生活をして部活テニスだけをしているため、一緒に練習をする時間は多い。それが強いダブルスの秘訣のようだ。
3回戦ではダブルス2つとS3で勝利し、準々決勝ではD1とS2、3で勝ち星を挙げた。ここで鍵になってくるのがS3の存在だ。
白鵬のS3は石川琴実キャプテンが務めている。勝負がかかった時に回ってくるのは緊張するものだが、石川は「寮で一緒に生活しているので、仲間のぶんまでしっかり勝とうと強気で入ることを意識しています」とキャプテンらしい。以前はリードしてもまくられて負けることもあったが、兼城プロから「気持ちで引かないで強気でいく」と日頃から言われている。気持ちを強く持つことを心掛け、今日の3回戦では、5-2リードから5-5に追いつかれてもしっかりと勝ち切ることができた。
次の相手は仁愛女子(福井)。石川は「昨年は準決勝で緊張して自分たちのプレーができなかったので、今回は絶対に勝って、今までお世話になった方々に恩返ししたいです」と力強く言った。
◇3回戦
白鵬女子(神奈川)3-2 秀明八千代(千葉)
◇準々決勝
白鵬女子(神奈川)3-1 湘南工科(神奈川)
日程
団体戦 3月21日~25日
個人戦 3月22日~23日(予選)
3月24日~26日(本戦)
会場は博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート
※天候等により日程が変わる場合があります。(©スマッシュ)
※写真は白鵬女子メンバー
(©スマッシュ)