「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)の2回戦で錦織圭(日本/日清食品)とジョン・ミルマン(オーストラリア)が対戦中。第1セットは7-6(4)で錦織が先取し…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)の2回戦で錦織圭(日本/日清食品)とジョン・ミルマン(オーストラリア)が対戦中。第1セットは7-6(4)で錦織が先取した。

両者が過去に対戦したのは「リオデジャネイロ五輪テニス競技」の2回戦。そのときは7-6(4)、6-4のストレートで錦織が勝利し、1勝0敗と勝ち越している。世界ランキング96位、同じ28歳というミルマンに対して錦織がどのようなプレーを見せてくれるのか注目される。

また錦織は、先週行われた「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」の初戦を体調不良のために棄権している。咳が止まらないという理由だったが、数日前まで症状が続いていたとのことでこちらも気になるところだ。

第1セットはミルマンのサービスゲームからスタート。両者ともにキープして迎えた第4ゲーム、30-40とブレークポイントを握られてしまう。幾度となくデュースが続いたがここはなんとかキープした。

しかし、第5ゲームをラブゲームでキープされると、続く第6ゲームでミルマンにブレークされてしまう。ファーストサーブの成功率が50%程度と伸びない錦織は自身のサービスゲームでもすんなりといかない。

ゲームカウント2-5で迎えた第8ゲーム。またしても錦織のサービスが決まらない。ミルマンのリターンに対して必死に追いつくもショットが決まらず、15-40と2つのセットポイントを与えてしまう。ここから2連続ポイントを得てデュースに持ち込んだ錦織は、ミルマンを左右に翻弄するショットや強烈なバックハンドで連続でポイントを取ってキープする。

続く第9ゲームはミルマンのサービング・フォー・ザ・セットとなるが、錦織はミルマンに食らいつき、デュースまで追い上げる。そして最後はネット際の攻防を制した錦織がブレークに成功、続く第10ゲームをキープしてゲームカウント5-5のイーブンとした。

第11ゲーム、リズムの良くなってきた錦織はなんとかブレークをしたいところだが、あと一歩のところでミルマンにキープされてしまう。そして第12ゲーム、30-0とリードしていた錦織だが、ダブルフォルトやミスによって30-30となると、ミルマンの強烈なショットによって30-40とセットポイントを与えてしまう。ここを見事なフォアハンドウィナーで乗り越えた錦織が長く続いたデュースを制してタイブレークに突入した。

タイブレークで錦織は3ポイントを連取して勢いに乗る。その後も優位に進めた錦織はポイントを6-2とし、セットポイントを得る。イライラの募るミルマンに対し、我慢して長いラリーを制した錦織が7-6(4)で第1セットを先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は第1セットを先取した錦織(「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」のときのもの)

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)