大量補強と指揮官交代で生まれ変わったレベルズが、絶好調だ。昨季スーパーラグビーでは1勝しかできず最下位に終わったものの、今季は大会序盤で早くも4勝(1敗)し、オーストラリア・カンファレンスの首位を走る。 なかでもハードワークが光っているひ…

 大量補強と指揮官交代で生まれ変わったレベルズが、絶好調だ。昨季スーパーラグビーでは1勝しかできず最下位に終わったものの、今季は大会序盤で早くも4勝(1敗)し、オーストラリア・カンファレンスの首位を走る。
 なかでもハードワークが光っているひとりが、日本代表NO8でもあるアマナキ・レレィ・マフィだ。3月23日に地元メルボルンでおこなわれたシャークス戦で、自身にとって4試合連続のトライを挙げ、46-14の快勝に貢献した。

 開幕からレベルズの背番号8を着続け、現地のテレビ実況者が“モンスター”と呼んで絶賛するダイナミックなマフィは、この日もボールを持てば観客席を沸かす勇ましいペネトレーターとなった。

 前半20分にゴール右を襲ったパワフルランはグラウンディング寸前にタッチラインを踏んでいてトライは認められなかったものの、前半38分、ラインアウトからのモールドライブでインゴールに押さえ、仲間たちと喜んだ。

 その後、ノールックパスでも魅せ、ディフェンスでは4回のタックルミスがあったものの出足鋭くプレッシャーをかけ続け、ハードヒットもあってチームを奮い立たせた。
 マフィは後半10分、相手の厳しいコンタクトにより顔から出血して一時退出したが、約15分後にはフィールドに戻り、試合終了の笛を聞くまで奮闘した。