今年のスーパーラグビーで南アフリカグループの首位を走るライオンズのスター選手であり、南ア代表復帰が発表されたばかりのFL/NO8ヤコ・クリエル(26歳)が、ジャパンラグビートップリーグのクボタスピアーズに加入することが明らかになった。 ブ…

 今年のスーパーラグビーで南アフリカグループの首位を走るライオンズのスター選手であり、南ア代表復帰が発表されたばかりのFL/NO8ヤコ・クリエル(26歳)が、ジャパンラグビートップリーグのクボタスピアーズに加入することが明らかになった。
 ブレイクダウンで激しく、ダイナミックなボールキャリアーでもあるクリエルは、リーダーシップにも優れ、“ライオンキング”と呼ばれている。2014年の欧州遠征で初めてスプリングボックスに招集され、まだテストマッチでプレーしたことはないが、6月のアイルランド戦でキャップ獲得が予想される旬の男だ。

 クボタ加入について本人は、「大変楽しみにしているとともに、日本のラグビーや文化を経験できることにとてもわくわくしています。今シーズンのクボタスピアーズは刺激的なコーチ陣や選手たちが揃っており、実力のある素晴らしいチームだと思います。私のできること全てを尽くしてチームに貢献したいと思います」とコメント。同じ南ア人のフラン・ルディケ新ヘッドコーチは、「彼の攻撃力で試合の流れを変えてくれることを期待します」と語っている。

 さらに、同じ南アフリカから、ストーマーズのSHルイ・シュラウダー(26歳)もクボタに入団する。
 ルディケ ヘッドコーチいわく、「南アフリカラグビー界で最も才能のあるスクラムハーフのひとりであり、彼のゲームをコントロールする能力は素晴らしく、ディフェンスにおいても信頼できる選手」。シュラウダーも、「全力を尽くして今シーズンのクボタスピアーズの勝利に貢献したいと思います」と意気込みを語った。

 クボタは今季、昨年のワールドカップで活躍した日本代表のLO/FLアイブス ジャスティン(前キヤノン)や、セブンズ日本代表のトゥキリ ロテ(前 北海道バーバリアンズ)を獲得し、ニュージーランド代表候補になったWTBパトリック・オズボーン(ハイランダーズ)、元南ア代表のLO/FL/NO8ピーター“ラピース”・ラブスカフニ(ブルズ)、かつてリコーブラックラムズでプレーしたSOルイ・フーシェ(キングズ)も新たに加入することが決まっている。

 トップリーグ12位からの巻き返しへ向け、強力な布陣が整ってきた。