日本ラグビーフットボール協会は6月1日、サンウルブズでもリーダーシップを発揮しているHO堀江翔太が日本代表のキャプテンに決定したと発表した。バイスキャプテンにはCTB立川理道が選ばれ、6月11日にバンクーバーでおこなわれるカナダ代表戦には…

 日本ラグビーフットボール協会は6月1日、サンウルブズでもリーダーシップを発揮しているHO堀江翔太が日本代表のキャプテンに決定したと発表した。バイスキャプテンにはCTB立川理道が選ばれ、6月11日にバンクーバーでおこなわれるカナダ代表戦には堀江が不参加のため、立川がツアーキャプテンを務めることとなった。

 堀江は、「キャプテンに指名されたことは非常に光栄。自分ができることを100%やろうと思っている。カナダ代表戦に関しては体の状況を見て、マーク・ハメット ヘッドコーチ代行と話し合って、出場を見送った。次のスコットランド代表戦に向け、心身ともにリフレッシュし、いい状態になるよう調整したい。指揮を執るのがサンウルブズのヘッドコーチであるマーク・ハメットなので、戦術や戦略もサンウルブズと同じになると思う。サンウルブズのラグビーを経験していない選手のフォローをして、チームとして機能させるのが自分の役割。選手同士意見を出し合って、まとまっていきたい」とコメントした。

 立川は、「キャプテンの堀江選手をしっかりサポートし、バイスキャプテンとしての責任を果たしたい。新しい若い選手の面倒も見ながら、チームをまとめていきたいと思っている。カナダ遠征に堀江キャプテンは参加しないが、昨年のラグビーワールドカップ2015を経験したメンバーもたくさんいるので、彼らの力を借りながら、選手の持っている個性を引き出していきたい。スタッフも今までずっと一緒だったサンウルブズのスタッフなので、スタッフ、選手間でコミュニケーションを取りながら、カナダ代表に勝てるようにいい準備をしたい」と意気込みを語った。

 カナダに遠征する25選手は以下のとおり。バックアップメンバーのFL金正奎とNO8堀江恭佑も含まれた。
 遠征メンバー以外の10選手(大野均、ツイヘンドリック、ホラニ龍コリニアシ、堀江翔太、アマナキ・レレイ・マフィ、児玉健太郎、マレ・サウ、中村亮土、野口竜司、カーン・ヘスケス)は、来日するスコットランド代表との戦いへ向け、6月13日の夜に愛知・豊田市で合流する。

<日本代表 カナダ遠征メンバー>

【FW:14名】
・畠山 健介 (サントリー/日本代表 72キャップ/RWC2015)
・三上 正貴 (東芝/サンウルブズ/日本代表 32キャップ/RWC2015)
・稲垣 啓太 (パナソニック/サンウルブズ/日本代表 10キャップ/RWC2015)
・垣永 真之介 (サントリー/サンウルブズ/日本代表 6キャップ)
・木津 武士 (神戸製鋼/サンウルブズ/日本代表 41キャップ/RWC2015)
・森 太志 (東芝/サンウルブズ/日本代表 2キャップ)
・宇佐美 和彦 (キヤノン/サンウルブズ/日本代表 8キャップ)
・谷田部 洸太郎 (パナソニック/日本代表 4キャップ)
・小瀧 尚弘 (東芝/日本代表 4キャップ)
・山本 浩輝 (東芝/日本代表 4キャップ)
・安藤 泰洋 (トヨタ自動車/サンウルブズ/日本代表 1キャップ)
・細田 佳也 (NEC/サンウルブズ)
・金 正奎 (NTTコミュニケーションズ/日本代表 3キャップ)
・堀江 恭佑 (ヤマハ発動機/日本代表 2キャップ)

【BK:11名】
・田中 史朗 (パナソニック/ハイランダーズ/日本代表 53キャップ/RWC2015)
・内田 啓介 (パナソニック/日本代表 16キャップ)
・茂野 海人 (NEC/サンウルブズ)
・立川 理道 (クボタ/サンウルブズ/日本代表 43キャップ/RWC2015)
・田村 優 (NEC/サンウルブズ/日本代表 35キャップ/RWC2015)
・小野 晃征 (サントリー/日本代表 32キャップ/RWC2015)
・ティム・ベネット (キヤノン/日本代表 2キャップ)
・パエア ミフィポセチ (NTTドコモ/サンウルブズ)
・松島 幸太朗 (サントリー/レベルズ/日本代表 16キャップ/RWC2015)
・笹倉 康誉 (パナソニック/サンウルブズ)
・松田 力也 (帝京大学4年)