「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)の1回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦。6-3、6-2のストレートでセレナを相手に完勝し、2回戦進出を決めた。試合時間…

「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)の1回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦。6-3、6-2のストレートでセレナを相手に完勝し、2回戦進出を決めた。試合時間は1時間17分。

憧れのセレナとの初対戦となったこの試合、最初は大坂に緊張が見られたが、すぐに自身のペースを取り戻し、終始セレナをリードする形となった。

第1セットの冒頭、セレナの強烈なダウン・ザ・ラインが炸裂。元女王の風格を見せつける。しかし、大坂も負けじと強烈なサーブを放って攻めていき、序盤は拮抗したキープし合う展開が続いたが、大坂は第6ゲームをキープして勢いづくと、そこから怒濤の4ゲーム連取で第1セットを先取した。

続く第2セットも第4ゲームでブレークに成功してリードを作った大坂がセレナの追い上げを許さず、6-3、6-2のストレートで憧れのセレナから勝利を奪った。

大坂は「BNPパリバ・オープン」で元1位のマリア・シャラポワ(ロシア)、元2位のアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、現在6位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、そして決勝でも当時19位(現在11位)のダリア・カサキナ(ロシア)といった強豪の面々を撃破して優勝を飾ったが、その勢いのままにグランドスラムシングルスで23回の優勝を誇るセレナも破った。

勝利した大坂は試合後のインタビューで「コートに入ってすごく緊張した。対戦できて夢のようだったし、非常に光栄です。勝つことができて嬉しかった」と語った。また、「ときどき、彼女が『カモン』って言わない試合があるんだけど、それが悲しくて。だって大好きなんだから。それで『カモン』と言って欲しかったんだけど、1回言ってくれたので良かった」とも笑顔で語った。

快進撃の続く大坂だが、2回戦では世界ランキング4位、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と、またしても格上の選手と対戦することになる。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後に握手を交わす大坂とセレナ

(Photo by Al Bello/Getty Images)