甲府工業(山梨)は今回関東地区12位で全国出場を決めた。実は昨年初めて関東選抜に出場でき、今年は全国選抜にまで進むなど急成長している。特に今年は関東から全国への出場枠が多くなったことで、そのチャンスをつかもうと、チーム全体で「勝ちたい、全国…

甲府工業(山梨)は今回関東地区12位で全国出場を決めた。実は昨年初めて関東選抜に出場でき、今年は全国選抜にまで進むなど急成長している。特に今年は関東から全国への出場枠が多くなったことで、そのチャンスをつかもうと、チーム全体で「勝ちたい、全国に行きたい」という気持ちが強かったと言う。見事のそのチャンスを生かした甲府工業の1回戦の相手は、金沢(石川)となった。

シングルス1の小野海斗は、最初は緊張しており一気に1-4とされるが、監督の「リラックスして自分のテニスをしよう」という言葉と、山梨から駆け付けてくれた約20人の応援団の声援が耳に入り、気持ちを切り替えることができて逆転勝利! 「(チームにとって)初めての全国大会だったので、大きな1勝になりました」と小野。

続くダブルス1の大野鉄平・望月健斗組もリードされた状態から一時は追いつき、シングルス2の野沢大顕も挽回できそうな流れに持っていけた。残念ながら結果には結びつかず、1勝4敗で1回戦敗退となった。

しかし、初全国で得たものは確かにある。キャプテンの野沢は、「全国の雰囲気を味わえました。みんな課題が見つかったし、また全国に戻ってきて1回戦に勝って上にいけるように頑張りたい」と、目標はさらに高くなったようだ。

◇甲府工業(山梨)1-4 金沢(石川)

団体戦 3月21日~25日

個人戦 3月22日~23日(予選)

    3月24日~26日(本戦)

会場は博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート

※天候等により日程が変わる場合があります。(©スマッシュ)

※写真は甲府工業シングルス1の小野海斗

(©スマッシュ)