ATP(男子プロテニス協会)は3月19日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の結果を受けた最新の世界ランキングを公開した。同大会で見事…

ATP(男子プロテニス協会)は3月19日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の結果を受けた最新の世界ランキングを公開した。

同大会で見事に準優勝を果たし、最年長1位の記録を保持するロジャー・フェデラー(スイス)がナンバーワンの座を維持したほか、チョン・ヒョン(韓国)が準々決勝でフェデラーに屈したものの、ランキングを3つ上げてアジア選手で最高順位となった。

フェデラーは、チョンを7-5、6-1で下した後、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)を5-7、6-4、6-4と競り合う展開ながらも退けて、決勝戦に進出していた。その後、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)とのファイナルの舞台でぶつかったが、4-6 7-6(8)、6(2)-7と、一歩及ばず優勝を逃す格好となった。

その結果、デル ポトロが2つ順位を上げて、3位から5位のグループを射程に収めて、6位につけた。

また、ランキングを上昇させて目立った選手としては、準々決勝まで進出したサム・クエリー(アメリカ)が7つ順位を上げて、14位に入ってきた。

さらには、トップ20位圏内ではないものの、チョンが3つ順位を上げて、体調不良から今大会を棄権した錦織圭(日本/日清食品)を抜いた。その結果、チョンがアジア人選手で最高の順位につける形になった。

3月後半には、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21~4月1日/ハードコート)が予定されており、今月開催のもう一つのマスターズである同大会でのランキング争いもまた白熱しそうだ。◇   ◇   ◇

【3月19日付最新ATPランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)ロジャー・フェデラー(スイス)9,660

2.(2)ラファエル・ナダル(スペイン) 9,370

3.(3)マリン・チリッチ(クロアチア)  4,905

4.(4)グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 4,600

5.(5)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,505

6.(8)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 4,155

7.(6)ドミニク・ティーム(オーストリア) 3,675

8.(9)ケビン・アンダーソン(南アフリカ) 3,235

9.(7)ダビド・ゴファン(ベルギー) 3,190

10.(12)ルカ・プイユ(フランス)2,420

11.(10)ジャック・ソック(アメリカ) 2,335

12.(13)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 2,300

13.(15)トマーシュ・ベルディヒ(チェコ) 2,275

14.(21)サム・クエリー(アメリカ) 2,265

15.(16)ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 2,255

16.(17)ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,220

18.(19)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,155

19.(14)パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)2,045

20.(20)ニック・キリオス(オーストラリア) 1,945

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23.(26)チョン・ヒョン(韓国) 1,727

33.(25)錦織圭(日本/日清食品) 1,415

43.(40)杉田祐一(日本/三菱電機) 1,160(テニスデイリー編集部)

※写真は「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」のベルディヒとの試合中にバックハンドを放つチョン・ヒョン

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)