「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とダリア・カサキナ(ロシア)が対戦。大坂が第1セットを6-3で先取した。決勝はタフなドローを勝ち抜いてきた20歳…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とダリア・カサキナ(ロシア)が対戦。大坂が第1セットを6-3で先取した。

決勝はタフなドローを勝ち抜いてきた20歳同士の対決となった。そして何と言っても大坂にとってはツアー初優勝がかかる、日本中が注目する一戦だ。

大坂は決勝までに元1位のマリア・シャラポワ(ロシア)、元2位のアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、5位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)ら強豪を破ってきた。一方のカサキナは現在19位。カサキナも2位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、10位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、8位のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)ら上位を下し決勝まで勝ち進んできた。両者は今回が初対戦となる。

第1セットは大坂のサービスから開始。幸先の良いスタートを切りたいところだが、ラインオーバーのミスが多く大坂は0-40のピンチ。2本ポイントを返すもいきなりブレークを許す。

しかし今大会絶好調の大坂は、第2ゲームでショットを安定させ、すぐさまブレークバックに成功する。

ここからは見応えのあるストローク戦が展開され、お互いキープを続ける。第7ゲームではカサキナのチャレンジ(審判の判定に異議を申し立てるシステム)が2度成功し、大坂はブレークポイントを握られるが、サービスエースを決めるなどうまく切り抜けた。

すると続く第8ゲームで大坂にチャンスが訪れる。カサキナのエラーが続き、15-40とした大坂は千載一遇のチャンスをものにし、ブレーク。5-3とリードする。

そしてサービング・フォー・ザ・セットでも大坂はしっかりとキープし、第1セットを6-3で先取。優勝に王手をかけた。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」準決勝の時の大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)