「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)が対戦。6-3、6-0のストレートで大坂が勝利し、決勝進出を果たした。試合時間は…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)が対戦。6-3、6-0のストレートで大坂が勝利し、決勝進出を果たした。試合時間は1時間3分。

過去の対戦成績は3戦0勝で、今回が世界ランキング1位、今大会第1シードの女王ハレプから奪った初勝利となった。

今回の「BNPパリバ・オープン」は「WTAプレミア・マンダトリー」と呼ばれ、4大大会の1つ下のカテゴリとなる。この大舞台で、2016年の「東レ パン・パシフィック・オープン」以来となる決勝進出を果たした。

第1セット、先にチャンスをつかんだのは大坂。第2ゲームでハレプのダブルフォルトによってブレークに成功する。しかし、直後にブレークバックされると、そこからお互いにキープし合う展開に。そして第8ゲームでまたしても大坂にチャンスが訪れる。ハレプのショットに食らいつく大坂は、ここでブレークに成功し、続く第9ゲームを危なげなくキープして第1セットを6-3で先取した。

続く第2セット、大坂の勢いは止まらなかった。第1ゲームをあっさりとブレークする大坂に対し、ショットがことごとくネットを越えられないハレプ。女王の意地を見せて粘るハレプだが、あと1本が決まらずにイライラするシーンが多く見られた。一方の大坂は、ミスを恐れないパワーショットを繰り出し、ハレプを圧倒していく。あれよあれよという間にブレークを重ねると、ゲームカウント5-0で大坂のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。ハレプが必死に粘るも、最後はまたしてもネットを越えることができず、ゲームカウント6-0のストレートで勝利した。

勝った大坂は、今日の第1試合でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を4-6、6-4、7-5で破った世界ランキング19位のダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。両者は初の対戦で、ともに20歳というフレッシュな顔ぶれとなった。(テニスデイリー編集部)

※写真は見事決勝進出を果たした大坂なおみ

(Photo by Harry How/Getty Images)