「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)が対戦。第1セットを6-3で大坂が先取した。両者の直接対決はこれまで3回あり、大…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)が対戦。第1セットを6-3で大坂が先取した。

両者の直接対決はこれまで3回あり、大坂の全敗。最近の対戦は今年の「全豪オープン」で、スコアは3-6、2-6となっている。

世界ランキング1位、そして過去に1度も勝利できていない女王ハレプに対し、今大会絶好調の大坂がどこまで食らいつけるか注目だ。

第1セットは大坂のサービスからスタート。いきなりエースを取った大坂は幸先の良いスタートを切った。ハレプにリードされるもデュースまで追いつくとまたしてもエースでアドバンテージを奪い、そのまま第1ゲームをキープした。続く第2ゲームでは30-40と大坂にブレークのチャンスが訪れると、ハレプがダブルフォルトし、大坂が先行することに成功した。

しかし、第3ゲームでは0-40とハレプに攻められてブレークバックのピンチになると、大坂のショットはわずかにアウトとなり、リードを保つことができなかった。続く第4ゲームもラブゲームでキープされ、大坂はチャンスをつかめない。

ハレプに流れを奪われつつあったが、大坂はそんな状況でも果敢に攻め、ハレプの逆をつくショットを見せると第5ゲームを無事にキープする。第7ゲームもハレプにリードされた大坂だったが、なんとかキープし、リードを作らせない。

両者ともにあと1本が決められずにキープし合う展開が続いたが、そんな状況を先に打破したのは大坂。第8ゲーム、デュースの状況でハレプのリターンがネットに引っかかったのに追いつき返すと、ハレプがそれを打ち返すが、大坂はネット際のクイックボレーでクロスに返してアドバンテージを取る。すると続くハレプのショットがネットにかかって大坂がまたしてもブレーク1つリードする。

そして第9ゲーム、大坂はその勢いを保ったままキープし、女王ハレプから第1セットを先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は第1セットを先取した大坂なおみ(準々決勝のときのもの)

(Photo by Harry How/Getty Images)