卓球パーソンのこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。第7回となる今回は、関西の名門大阪桐蔭高校で近畿大会シングルスチャンピオン・インターハイ団体3位入賞の立役者、菅沼湧輝選手のギアを紹介する。菅沼湧輝の卓球ギア戦型:右シェーク裏裏・ラケ…

卓球パーソンのこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第7回となる今回は、関西の名門大阪桐蔭高校で近畿大会シングルスチャンピオン・インターハイ団体3位入賞の立役者、菅沼湧輝選手のギアを紹介する。

菅沼湧輝の卓球ギア

戦型:右シェーク裏裏
・ラケット:フォルティウスFT(FL・ミズノ)
・ラバー:F テナジー05(特厚・バタフライ)/B テナジー05FX(特厚・バタフライ)
※テナジー05を購入したい方はこちら(外部サイト:卓球ナビ)
・こだわり:目標設定用紙
※ギアは2018年3月時点のもの

ラリーズ編集部のコメント

菅沼湧輝(すがぬまゆうき)は、関西の高校卓球界を代表する選手の一人で、大阪桐蔭高校を卒業、今春からは森薗政崇らを輩出した明治大学に進学予定だ。

菅沼は「野性的」とも評されるフットワークを活かし、フォアドライブで攻め続ける超攻撃型スタイルを持ち味としている。



木材ラケット(※)を使用することで苦手な台上技術をカバーし、昔から愛用している高性能ラバー「テナジー」を用いた威力あるフォアドライブに繋げていく。
※木材合板ラケットは弾みが抑えられるためストップなどの細かい台上技術が安定し、カーボンなどの特殊素材ラケットは弾みが良い分、中陣からでも威力のある球を打てる。

菅沼こだわりの目標設定用紙は、メジャーリーガーの大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)が花巻東高校時代に導入していたことで有名となったマンダラチャートと呼ばれるものである。

マンダラチャートの作成方法

大谷翔平選手の実際の例を参考に目標設定用紙の作成の流れを紹介しておこう。

1.縦横9ずつ合計81マスのシートを用意し、シート中央のマスにテーマ(高い目標や夢)を設定する。
「ドラフト1位で8球団から指名されること」

2.夢をかなえるために必要な要素を周囲の8マスに記す。
「体づくり」「コントロール」「キレ」「メンタル」「スピード160km/h」「人間性」「運」「変化球」

3.その8要素をシート外側の3×3マス目の中央に記し、それぞれを達成するために必要な具体的なアクションを周囲8マスに記す。
「メンタル」→「はっきりとした目標、目的をもつ」「ピンチに強い」「波をつくらない」「勝利への執念」「仲間を思いやる心」「雰囲気に流されない」「頭は冷静に心は熱く」「一喜一憂しない」

目標設定用紙を記すことで、夢をかなえるために必要な72のアクションが具体化され、目標を見定めることができる。

「山岡先生(大阪桐蔭卓球部監督)と話しているときに、強くなるためにはきっかけがいると言われ、たまたま野球の大谷翔平さんの話が出て、マンダラチャートをやってみました。自分にはなにが必要かを考えられたし、卓球以外の部分もこれをきっかけに成長することができました。これからも向上するために続けていこうと思います。」



今後の目標について「日本で勝って、世界で戦っていくような選手になりたいです。」と語った菅沼。夢に向かって挑戦し続ける菅沼のこれからが楽しみだ。

文:山下大志(ラリーズ編集部)