「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準々決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)と世界ランキング5位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が対戦。6-2、6-3で大坂がストレートで勝利し、見事…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の準々決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)と世界ランキング5位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が対戦。6-2、6-3で大坂がストレートで勝利し、見事準決勝への進出を決めた。

第1セットを6-2といい流れで先取した大坂。第2セットも引き続き厳しいコースを攻めて、1ゲーム目からブレークポイントを握った。両者はこのゲームだけで7分超えの激しい攻防を見せたが、最後は大坂が競り勝って第2セットも先にサービスブレーク。

すると第2セットはここからサービスブレーク合戦に。第2ゲーム、大坂はダブルフォルトからブレークバックを許してしまうも、第3ゲームにさらにサービスブレークを果たす。しかし直後のゲーム、今度は大坂がストロークをネットにかけてしまうシーンが目立ち、再びブレークバックされる。

大坂は第6ゲームを40-0からキープし、ゲームカウントは3-3のイーブン。再びいい流れでリターンゲームを迎えると、ラリー戦を制し三度サービスブレークを先行した。

厳しいシーソーゲームを先に抜け出したのは大坂。ゲームカウント4-3で迎えた第8ゲームには、高い打点から男子も顔負けの鋭いダウン・ザ・ラインを繰り出しサービスキープすると、直後のリターンゲームで一気にマッチポイントを握った。激しいラリーの末、最後はバックハンドのリターンエースで見事快勝。またも世界ランキング上位選手を打ち破っての準決勝進出を決めた。

試合後の会場インタビューで「とてもハッピー」と語り、会場の観客から大きな歓声を受けていた大坂。

準決勝の対戦相手には、現在世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が決まっている。大坂はハレプと1月の「全豪オープン」4回戦で対戦し、この時はストレートで敗れていた。今度こそリベンジなるか、大いに期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は、プリスコバに見事勝利した大坂なおみ(4回戦の時のもの)

(Photo by Harry How/Getty Images)