「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)で、第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は3月12日、マートン・フクソービッチ(ハンガリー)と…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)で、第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は3月12日、マートン・フクソービッチ(ハンガリー)との2回戦に出場し、勝利で今大会の自身1試合目を飾った。スコアは7-5、6-3、試合時間は1時間39分だった。

試合では、チリッチとフクソービッチはともに、第1セットの冒頭から、お互いにサービスをキープし、リードを許さない展開となった。

序盤、中盤と、サーバーがゲームを取り続ける中で、6度のデュースを繰り返す緊迫したゲームも出てきたものの、結局、両選手ともに譲らず、第1セットの終盤に入った。

さらに、第11ゲームを終えても、スコアは均衡を保った。しかし、チリッチが、ベースライン付近でのラリーからオープンスペースへのウィナーを放ったほか、ダブルフォルト、フクソービッチのミスも重なり、0-40の3ブレークポイントとした。

フクソービッチは、逆に、オープンスペースになったストレートへ、フォアのウィナーを放ち、対抗したものの、ラリーからサイドアウトするミスをしてしまい、チリッチが、結局、第1セットを7-5で自身のものにした。

さらに、第2セットに入っても、1セットリードしたチリッチが優位に試合を進めた。第4ゲームで3ブレークポイントを握ると、同選手は、1ポイントを返された後に、フクソービッチのドロップショットに素早く反応して拾うと、相手のミスを誘い、ブレークに成功し3-1とした。

その後、フクソービッチは、自身のサービスをキープすることはできたものの、チリッチのサービスゲームを奪えず、試合も進展。チリッチは、1ブレークアップのリードを守りきり、6-3でゲームを締めくくった。

チリッチは次戦で、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はフクソービッチとの試合でフォアを打球するチリッチ

(Photo by Jeff Gross/Getty Images)