フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の8日目、男子シングルス4回戦で、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が第22シードのビクトル・トロイツキ(セルビア)を…

 フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の8日目、男子シングルス4回戦で、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が第22シードのビクトル・トロイツキ(セルビア)を7-6(5) 6-7(7) 6-3 6-2で破り、8強入りを決めた。  第3セットの途中でトロイツキが右足の治療を受けている間、ワウリンカはボールボーイにラケットを持たせて2人で打ち合い、中断中も観客を飽きさせない余裕を見せた。しかし、試合そのものは決してワウリンカにとって楽なものではなかった。  ワウリンカは第1セットを8度目のセットポイントでようやく取る。しかし、第2セットは逆に4度のセットポイントをしのいだあとに力尽きて、トロイツキに1セットオールに持ち込まれた。

 第3セットの第4ゲームで、ワウリンカはトロイツキのサービスをブレークした。そのときのトロイツキは足の治療を受けて、薬を服用しながら戦っていた。

 第4セットはワウリンカが5-1とリードし、危なげなくものにした。

 ワウリンカは準々決勝で、世界55位のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦する。ラモス ビノラスは4回戦で第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-2 6-4 6-4で破っての勝ち上がり。(C)AP(テニスマガジン)