ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は3月9日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)で、ドナルド・ヤング(アメリカ)に勝利し、2回戦への進出…

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は3月9日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)で、ドナルド・ヤング(アメリカ)に勝利し、2回戦への進出を決めた。若手注目株がまずは、いいスタートを今大会できった格好だ。スコアは6-0、6-2、試合時間は57分だった。

チョリッチは、コートカバーも広く、安定感の高いストローカーで、ランキングでは49位につけている。昨年は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」に出場するなど、活躍の場面も、増えてきている。

一方のヤングは、レフティ特有の巻き込むような十分な威力のフォアハンドを持ち、ランキングでは99位と100位圏内にギリギリ入っているところだ。

試合が始まると、チョリッチが主導権を握り、優位にゲームを運んだ。その中で、チョリッチは第1ゲームのリターンで、早速ヤングをブレーク。続く自身のサービスゲームも難なくキープするいい形での試合に入り、イニシアティブを取る形となった。

さらに、チョリッチは、勢いにも乗ってゲームを展開し、3ゲーム目の自身のリターンゲームで、再びブレーク。逆にヤングは、対抗できずに自身のサービスも落とし続けてしまい、チョリッチが結局、6-0と一方的に1セット目を自身のものにした。

2セット目に入ると、ヤングが勢い付きそうなプレーをところどころに見せ始め、1つ目のサービスゲームもキープ。流れを引き戻すかに見えた。

しかし、チョリッチが3ゲーム目で、ブレークを達成して、1ブレークアップのリードをまずは確保。続くゲームはそのまま両選手とも、キープを続けチョリッチリードの4-2と、2セット目も終盤に入った。

チョリッチはここで、再びヤングのサービスをブレークして2ブレークアップの大きなリードとすると、続くサービスゲームをラブゲームでキープして試合を締めくくった。

チョリッチは2回戦では、第19シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ムトゥア マドリッド・オープン」でのチョリッチ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)