「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の1回戦で、ダニエル太郎(日本/エイブル)がキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦。ダニエルが6-3、…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の1回戦で、ダニエル太郎(日本/エイブル)がキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦。ダニエルが6-3、1-6、6-1で勝利し、2回戦進出を決めた。試合時間は1時間44分。

両者は共に予選から勝ち上がってきており、今回が初対戦。ダニエルが現在109位、ノリーが111位とランキングの近い選手の試合となった。◇   ◇   ◇試合はダニエルのサービスゲームからスタート。序盤は両者落ち着いてキープを重ねるが、先にリードしたのはダニエル。第6ゲームで相手のダブルフォルトからポイント先行すると、デュースになりながらもこのゲーム2本目のダブルフォルトにより、ブレークに成功する。その後もダニエルはこのリードをきっちりと守り、一度もピンチを迎えずに6-3で第1セットを先取した。このまま押し切りたいダニエルだが、第2セットでは第2ゲームで相手にブレークを許し、今度は追いかける展開に。早めに追いつきたいものの、なかなかチャンスを作ることができない。するとダニエルの1-4で迎えた第6ゲーム、逆に0-40のピンチを迎えると、今度はダニエルのダブルフォルトでさらにリードを広げられる。第2セットはそのまま1-6で取られ、セットカウント1-1のイーブンとなった。最終セット、流れを断ち切りたいダニエルは第4ゲームに2つのブレークポイントのチャンスを作る。一時はデュースに追いつかれるものの粘り、最後はノリーのバックハンドがアウト。3-1とリードする。すると勢いに乗ったダニエルは第6ゲームもブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチ(このサービスゲームをキープすれば試合に勝てるというゲーム)も決めて、2回戦進出を決めた。また2回戦では、元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦することが既に決まっている。ダニエルは昨年の「全米オープン」2回戦で、当時1位のラファエル・ナダル(スペイン)から第1セットを奪っており、再度BIG4を驚かせる試合を繰り広げることに期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」のときのダニエル太郎

(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)